拠点マーゼウスの入り口で
俺たちはマーゼウスの拠点入り口前にまでつくとなぜか門番がいた。あれ?オード達はどうやって中に?
「なんやオードらは秘密の道知ってたらしいけどわいには教えてくれなんださかいな。むしろ真正面から攻めてこいと言われたんや」
アモウは俺が疑問に思っていたことを答える。うーん。俺たちもしかして時間稼ぎ要員的なやつかな?
俺が考え込んでいると門番にいた男が
「お前ら何者だ。ここは素晴らしきお方、ククルス様の新たなる拠点だぞ」
「は?ここ組織マーゼウスの拠点だろ?」
俺は男に言うと男は笑いながら
「ははは!前まではそうだったが今は違うなぁ。いやはやゼウレやソックのやつは邪魔だったがククルス様が排除してくれたおかげで俺は好きに暴れられる」
男は急にショウに襲いかかる。門番の男の特徴は肩にだけ鎧をつけており、上半身は裸、顔は片目が義眼?のような白い目をしており髪の毛は赤でモヒカン。ズボンは動きやすそうな長ズボンをはいていた。
「おいおい。組織マーゼウスってのはちあんてきな組織じゃないのかよ」
「しらねぇな。俺は暴れられればそれでいい。ククルスにも好きに暴れなさいといわれているからなぁ!」
男はショウに殴りかかりショウは攻撃を避けながら男に言う。
「ショウ。そいつは任せればいいんかいな?」
「んー。どっちでもいいよ。こいつ弱いし」
俺が殴ってきた男に対し弱いと言うと男はブチギレて
「この俺が弱いだと?この炎の使い手テセラン・パスラン様が弱いとは!なら俺の炎にやられて死ぬといい!」
「炎の使い手?なら俺様がやるしかないだろ。なぁ。ショウ」
キーラは俺の前に出て俺に向けて放たれたテセランとかいうやつの炎を防ぐ。
「俺の炎をそこら辺のちんけな異能使いの炎と同じだと思うなよ!」
テセランは炎で剣をつくりキーラに向けて斬りかかる。
「炎剣!」
「ふん!」
キーラはテセランの攻撃を避けテセランに向け
「俺様の炎も受けてみな!」
「きかんなぁ!」
テセランは肩の鎧で攻撃を防いだ後嬉しそうに
「しゃぁぁぁぁ!防いだぁぁぁぁ!最高の気分だぜぇ!体がめちゃめちゃ軽くて力がみなぎってきやがる!」
なんだあいつ。異様にテンションがおかしすぎだろ。危ない薬的なやつでもキメてるのか?
「ククルスの異能は最高だぞ。好きに暴れられるし力をも与えてくれる。どうだ?お前らもククルスの部下にならないか?」
テセランは俺たちに提案してくる。誰がククルスの部下になんかなるかよ。




