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最弱ランクの異能使い〜Dランク異能でも最強な件〜  作者: アークマ
真暗黒企業 選抜ランク戦編

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ショウとアリサ

「ショウ。組織マーゼウスに行けばしばらく帰ってこれんかもしれん。だから寮のメンバーの顔はよくみておくといい」


 寮のメンバー?モルクのことか?


「なんでアリサ先輩がそんなことを?」

「・・・これは言っていいのかはわからないのだが。私は一応女性からの相談とかも受けていてね。たんてきに言えばカウンセリングみたいなものさ。男性の方はからっきしだから他の人に任せているが。今の私は戦闘じゃ役に立てないからね」


 戦闘で役に立てない?なんで?


「なんで先輩戦闘で役に立てないんですか?十分に強いじゃないですか」

「君には話しておくが私の異能、今は使えないんだ。前のアクロバート大監獄襲撃の際私の異能はいじられ無理矢理真異能を解放したせいで代償として異能がつかえないんだ」


 アリサ先輩だけなんでそんな目に?他の奴らはいじられても普通に使えていたのに


「まぁ。今の私には自分の異能を使う勇気もないんだ。もともとあの異能解放も使いたくなかった。人を花に変えてしまうなんて恐ろしいじゃないか。ペーロスの異能開放の方がかわいいくらいさ」

「で、でも先輩!異能が使えないと襲撃されたら」


 俺がアリサ先輩に言うとアリサ先輩は装備していたレイピアを俺に向け


「安心しなさい。異能は使えないけど私レイピアを扱うのに関しては自信はあるから。それに君たちが攻めている間に主戦力をぶち込もうとも思わないだろう。アカネはね」

「アーネですよ先輩。アカネ・カザマツなんて存在しません」

「そう、だね。アカネはアーネだったもんね。幼馴染と思っていたのも記憶をかいざんされていたんだろうね。カザマツ家もこの前調べさせたら一家皆殺しにされてたらしいから」


 カザマツ家は存在していたのか。だが皆殺しにされていたって胸糞悪いな。


「ごめんごめん。今の話は関係なかったね。君には惚れている女性が多いことは知ってる。でもモルクは君に追いつこうとしている。君の隣にいるために。だからこそたまにはご褒美をあげたりしてもいいんじゃないかな」

「ご褒美とか言われてもねぇ。俺そこら辺に関しては完全に疎くてどうしたらいいかわかんねぇよ先輩」

「ふふ。わからないなら聞いてみるのも手ってもんだよ。それにモルクも察してほしいとかそんなタイプじゃないだろうしね。ま、今日は寮の部屋でちゃんと、なんで言えばいいかな?ま、うまいことしとくといいよ。それじゃ忙しいかもしれないけどゆっくり休んで明日に備えてね」


 アリサ先輩も俺に言うと講堂訓練所から出て行き俺もまっすぐ寮の部屋に向かった。

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