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最弱ランクの異能使い〜Dランク異能でも最強な件〜  作者: アークマ
真暗黒企業 選抜ランク戦編

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カメレオン

 カメレオンだと?ダサい名前だな。


「俺の名前が知られた以上あんたらには死んでもらわないといけませんね」


 カメレオンが言うとアモウは


「あんさん随分余裕やな。ここには選ばれた10人のエンドレアス学園の最高戦力に等しい奴らが集まってるんやで。あんさんだけでかてるとでも?」

「お前たちこそ余裕だな。喋る時間があるなら」


 カメレオンは次の瞬間ペロちゃんの姿に変わり


「攻撃してしまえばいいものを!」


 カメレオンはペロちゃんの氷の異能を使いアモウの空間にいた俺たち10人の足元を凍らせようとする。


「この程度俺にはきかないな!」


 バルクはペロちゃんにばけたカメレオンの攻撃を避けた後カメレオンに急接近し殴りかかると


「ふむ。お前の異能はまだ使いこなせないからこちらでないとな」


 カメレオンはバルクに言うと次の瞬間ペロちゃんの姿からショドウ先輩の姿に変わりバルクに蹴りかかる。


「その程度の蹴りなどこの俺にはあたら」

「あたるんですよね。これが」


 バルクの首元をカメレオンは蹴り、バルクは横にふきとぶ。


「あいたた。やはりショドウの姿になると筋力はあがるがなかなかきついですね」


 まさかバルクを不意をついたとはいえ一撃でやるとは


「お前の異能なかなかに厄介だな」

「そうですね。俺自身自分の異能は最強クラスだと思いますよ。ただオリジナルには勝てないくらいが欠点ですかね。でもショドウのような異能ならあまり関係はありませんが」


 カメレオンは自分の異能についてペラペラと余裕そうに喋る。やはりこいつの異能は


「お前の異能はコピーだな」

「正解です。ただ人の異能を使う際はその人の姿にならないといけませんが。ま、その方が良いですがね!」


 カメレオンは顔を手で一度隠した後フロンの姿に戻り足を凍らされていたバサラ先輩に近づき


「お前はこの中で言えば1番弱い。俺はそう判断した。だから先に死んでもらいます。弱い奴から淡々と殺してあげますよ」

「失礼なやつだ。このバサラ。君のような外道に負けるつもりはもうとうない!」

「負ける?甘い考えですね。お前はこれから死ぬんですよ」


 フロンの異能でバサラ先輩の体に触れようとする前にキリさんがカメレオンに近づき斬りかかる。


「やらせません!この一刀であなたの体を両断してあげます!」

「ふむ。では簡単に避けてあげますよ」


 カメレオンはキリさんの攻撃を避けた後キリさんに触れてキリさんを壁にまでふきとばす。


「うぐっ!」

「後から殺してあげますから今はゆっくり寝ていなさい」

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