ランク戦2日目終了
「本当にあの子は方向音痴なくせにすぐ勝手にどこにでも行くんだから」
え、方向音痴?じゃ1人で出て行ったらやばくね?
「大丈夫だよ。ショウ。ちゃんと対策はしてあるから。それより今日ももう解散でいいよ。明日は最後の3戦目。気合いを入れていけよ。ショウにペーロス」
アリサ先輩は俺たちに言うとペロちゃんは
「誰に向かって言っているのよ。私はショウちゃん以外には負けるつもりはないわ。勝手に学園から出て行ったマダラカやオード、ゼムにもね!」
ペロちゃんはそれだけ言うと珍しく俺から離れていく。まさかペロちゃん明日に備えて早く寝たりとか?子供じゃないんだからそんなことはないと思うけど。
「あ、そうだ。ショウ。明日のランク戦が終わった後学園長室にきなさい。とりあえずはあなたに話すことがあるから」
とりあえず俺だけ?なんじゃそりゃ。ま、いいか。明日のランク戦が終わればわかることだし。
俺はアリサ先輩に明日のランク戦後の話を聞いた後自分の寮の部屋に戻りベッドに寝転がる。今日は本当に全力でやったからな。多少ブランクがあったとはいえかなり体にきてるな。今日はもう寝るか。
俺はそのまま寝転んでいると気づかぬうちに寝ていた。
「ショウ。起きて」
う、うーん。誰だ?まだ眠いのに。俺を起こす奴は
「ショウ。起きないならショウの口と私の口、マウストゥマウスする」
「起きる起きる。だから待って!」
誰だそんな大胆なこと言うやつはってここは俺の部屋だった。モルクしかいないか。マルはいないんだし。
「ショウ。疲れてるのはわかるけど夜ご飯食べないと」
モルクはとびおきた俺に対し言う。モルクのことだからキスはしないと思うがだが俺のことを好きと言っていたからしそうでもありある意味油断できない。
「モルク。女の子が簡単に男にキスなんてしようとしちゃいけないよ」
「簡単にじゃないわよ。私だって勇気がいりますわ。それにショウにしか言わないですよ」
お、おう。そりゃありがとうだがめんと向かって言われると照れるな。
「とりあえずご飯は用意してあるから早く食べなさい。私はお風呂に入って先に寝るから」
「おう。ありがとうな。モルク」
「お礼なんていいわよ。あなたは疲れてるんだから私はこれくらいならするわ。ベストの状態で明日を迎えなさいよ」
モルクは俺に言った後風呂に向かい、俺はモルクが用意してくれたご飯を食べた。




