本気
いいのか?俺は本気を出して、もしみんなに嫌われてもお前が責任をとってくれるんだな?
「ああ。我がなんとかしてやる。それに貴様は負けず嫌いだろ。こいつには本気を出さねばどちらにせよ貴様は負ける」
負ける?俺が?ふ、ふふ。なめるんじゃねぇよ。
俺が使えない片腕をぶらーんとたれながしながら独り言のようにぶつぶつ言っていると
「なんだ?俺の攻撃にもう耐えきれなくてやんだのか?せっかく本気でやりあえるやつをみつけたと思ったのによ。100%の力を出した瞬間これとは拍子抜けだぜショウ・マスラギ。お前も俺の生命活動、爆発にはついてこれなかった。俺について来れるやつなどもうこの世には存在しないんだろうな。だがまぁいい。もともとそこまで期待はしていないからな。だがこの力を久々にださせたのは事実だ。だから完膚なきまでに恐怖をうえつけてやろう」
バルクは俺に言った後俺の腹部を狙ってパンチをくりだす。
「これで終わりだ!ショウ!ダーク・インパクト!」
バルクが俺に放ってきたパンチを俺は素手で受けとめる。
「な、」
「今から本気を出してやる。俺も100%をな。お前が本当に久々だぞ。俺に本気の本気をださせたのは」
俺はバルクの掴んだ手をそのまま握った手で握り潰す。
「ば、ばかな!」
「ふんっ!」
俺はバルクの手を握りつぶした後、バルクのにぎりつぶした手の部分の片腕を蹴りとばす。するとバルクの身体から片腕が簡単にちぎれる。
「なっ!」
「さっきから驚いてばかりだがそのままだと簡単に終わるぞ?」
俺はバルクに言った後にバルクを空間のはじにまで蹴りとばす。
「がっは!」
「どうした?そんなものか?お前の生命活動、もとい爆発とは」
俺はゆっくりバルクに近づきながら言うとバルクは不敵に笑いながら
「ふ、ふふふ。はははは!ははは!」
「どうした?もう俺の強さに恐怖したか?」
「は?恐怖?そんなもん俺にはねぇな。むしろお前のその強さ。痺れるねぇ。最高にいいってやつさ。ショウ。お前異能ランクは?」
「俺はDランクだ」
「Dランク!?ふ、ふふふ!本当にこの学園の奴らはみるめがなかったんだな。俺の異能もDランクだ」
バルクは笑いながら俺に言った後ちぎれた腕をくっつけた。
「へー。そんなことができるのか?」
「俺の異能、魔王化は全てにおいて人間を超える。再生力もな。ちぎれたところでこうやってくっつければ自然に体にくっつくのさ」




