ショウVSショドウ
「今の一撃はかなり手応えがあったぞ。ショウ」
「ああ。今のは効いたぜ。軽く片腕はいったよ。流石はショドウ先輩」
「ふ。今は俺様はお前の敵だぜ?敵を褒めるだなんてずいぶん余裕だな!」
ショドウ先輩は俺に蹴りを俺に向けてくる。やつの最初の蹴りは必ず当たる。なら
「俺も蹴りでかえしてやるよ!」
ショドウ先輩と俺の蹴りが激突し、互いの片足が鈍い音をあげる。
「ぐっ!」
「うぐ!や、やるじゃないかショウ。そういうことできるのはお前くらいだぜ」
「敵を褒めるなんて先輩も余裕だね」
俺たちは互いに笑いながらお互いに殴りあったりけりあったりする。最初の一撃のように強い一撃じゃなくただただ俺と先輩は肉弾戦をやりあう。実にいい。いい気分だ。こんな清々しくやりあえるのもすごく久々だ。最近は殺伐とした戦いばかりだったからな。こんな純粋ななぐりあいは久々だ。
「ショウ。どうだ?楽しいか?」
「?。なんでそんなことを聞くんだ?先輩」
なぐりあいながらショドウ先輩は俺にきいてくる。
「いや最近は殺伐としたことばかりだったしこんな純粋になぐりあったりすることはなかっただろうからな。俺様はお前との殴りあいは楽しいぞ。ショウ」
ショドウ先輩は俺に笑いながらいう。ふ、殴りあいながら笑ってそんなこと言うなんてドMかよ全く。けど俺も正直この時間は楽しい。考えていることが馬鹿になるくらいにはな。
「そうだね先輩。たまにはこういうのもいいかもね。でも俺は負ける気はないよ。先輩相手でもね」
「それはショウ。俺様のセリフだ。俺様も負けるつもりは毛頭ない!」
俺とショドウ先輩は肉弾戦を続け、数分後ボロボロになりながらも最後に立っていたのは俺だった。
「く、はは。ショウ、お前に負けるのなら悔しくはないと言えば嘘にはなるが、まぁ悔しすぎはしないな」
「どういう意味だよ先輩。でもいい勝負だったよ。ありがとう」
俺はショドウ先輩に言うと俺たち2人は転移し、講堂訓練所に転移する。俺たち2人が講堂訓練所に転移したあと壇上で1人の男がバサラ先輩と揉めていた。
「おいおい先輩。本当にテンダー入りしていたやつなのかよ?弱すぎて正直がっかりだぜ?」
「お前、もう俺との、戦いは、終わったろ。なんでここで、まだ攻撃」
「は?関係ないね。どこにいようが俺を縛れる奴なんていない。俺は自由にやらせてもらう。あんな訓練的なもん。ぬるすぎる。ぬるすぎてぬるすぎて本気になれないよ。やっと今回本気でやれると思ったのに拍子抜けだ」
 




