警察
「警察が機能する、か。もうそんなことはないと思うよ」
ゼウレは女性に言うと女性は
「なぜですか!そんなことわからないじゃないですか!」
「いやわかるよ。そもそも僕らみたいな自警団がいる時点で警察はもはや機能してないとわかっているだろう。君のような民間人が助けられない時点でおかしいのさ」
「じゃあ警察は、警察はどこに行ったというんですか!」
女性は声を荒げゼウレに言うとゼウレは「愚問だな」と言った後
「警察という役職自体なくなったのさ。今の真暗黒企業が最初に行ったことは半グレをひろうのともう一つはなんだと思う?」
「もう一つは、なんですか?」
「少しは考えてから言ってよ全く。もう一つは警察の抹殺。半グレを捕まえようとしたり脱獄した奴らを捕えようとした警察を真っ先に殺しまくった。おかげさまで警察は殉職かやめるかの二択しか選べなかったわけさ」
「それは、確かに機能できませんね。そう、ですか。警察はもう、ないんですか」
女性はかなり落ち込んだように言うとゼウレが女性の肩を掴み
「安心するといい。警察がなくなったから僕達のような組織ができた。警察のように弱い奴らではなく僕達は完全に強者の集まりだ。半グレ程度に遅れはとらないよ。それにあいつらが僕らのことを抹殺しようだなんて思わないだろ。そら。ついたよ。ここが組織マーゼウスの基地だよ」
ゼウレが女性に言うと女性は案内された場所に驚く。
「ここって学校?」
「そうだよ。ここはもとパラミアート学園。数ヶ月前に暗黒企業の対象になりほとんどの生徒が殺され、教師も殺された。なのにあまり報道されなかった。いや全くと言っていいくらいにね。だから生き残った僕らはかならず暗黒企業の奴らを殺し尽くす。かならずね」
ゼウレが女性にいい、女性をまずはパラミアート学園跡地の避難所に案内した。
ショウ達が学園長室で話し合っていた頃、また別の場所、真暗黒企業基地ではマエドの死亡報告を犬の仮面をかぶった奴よりうけていた。
「そうか。マエドがやられたか。ま、仲間意識なんざないからやつのことはどうでもいいがそこまで追い詰めたやつは気になるな」
会議室にいたステルグは犬の仮面をかぶった人に聞くと犬の仮面をかぶった人は
「オードです。ステルグさん。オードがマエドをおいつめたんですよ」
「オードがマエドを殺した?へー。あいつそんなに強かったのか」




