マエド戦
「すごーい!私の水弾をそんな跳ね返し方した人初めて!」
セインはマエドの攻撃の仕方に対し興奮気味に言うとマエドは
「ちょっとあなた。自分の技がきかなかったのに喜ぶって何よ。おかしいの?クレイジーなの?」
「え?おかしくなんかないよ。やっぱり倒すならさ。張り合いがないと楽しくないじゃんさぁ!」
セインは先ほどと比べものにならないくらいに水の玉を作りだし
「水弾・連射ー!」
かんぱつ入れずにセインはマエドに水弾を何度も打ち込む。
「ふ。アンタのその態度は気に食わないけどでもね。その攻撃の姿勢はいいわ。なんせ私がかなり苦しめるから!」
マエドはセインの攻撃を全て受け喜びながら
「あっはぁぁぁぁさいっこぉぉぉぉ。きっんもちぃぃぃぃ」
「頭おかしいんじゃないのー!」
喜んでいるマエドに対しセインは無限に水弾をうちこむ。
「セイン。楽しそうだなぁ。私も混ざろうかなぁ」
ペーロスはセインとマエドの戦いを観戦しながら言うとペーロスの近くにオードが近づき
「なぁ。この学園にはあんなおかしい奴しかいないのか?ペーロスのようなやつを含めて」
「ん?おかしい?あれくらい普通じゃない?むしろ周りが弱すぎるくらいよ。ほんと2年生だとキーラとショドウくらいしかはごたえがないもの。みんな私達4人を2年生の四天王と呼ぶくらいよ。コウルとかアマスは確かに強いけど私らとはそう、なんて言うのかしら?あの2人には超える壁があったけど私らにはなかった。そんな感じよ」
「超える壁がないとか意味のわからないことを。だがこの前、大監獄でお前らはアマスとかいうやつとやりあったんじゃないのか?」
「んー。そだね。あんときはかなり強かったかな。仮初の力だとしてもあの異能空間とかは強かったわ。でも私には勝てない。私はもう真異能もちゃんと使える。それに氷の異能だけじゃなくちゃんと体も鍛えたから。ま、アマスはもう死んじゃってるけどね。いいきっかけをくれたことには感謝してるかな」
オードとペーロスが喋っている間にペーロスの隣にセインの体が投げられてくる。
「セイン!」
「ご、ごふっ!ご、ごめんペロちゃん。しくじ、った」
セインは地面に倒れそのまま気絶する。ペーロスはマエドがいた方向を見るとマエドの体は先ほどよりなぜかひと回り大きく見えた。
「あらあら。急に成長して。育ち盛りぃ?」
「私はダメージを受けたら成長するのよ。なんでって?それは愛があるからよ」
 




