ペーロスの推薦
「まぁ聞くだけ聞いてやる。そうしないとロコは動かんからな」
「流石!先生よくぞご存じで!そんな先生にまじでしびれてあこがれるぅ!」
先生は「そういうのいいからはよいいなさい」と呆れながらいう。しかしペロちゃんは誰を推薦するきなんだ?まさかギュウか?俺なわけでもないだろうし
「私はショウ・マスラギを推薦して清き一票を入れます!」
ショウ・マスラギを推薦、か。ん?
「お、俺?」
思わず立ち上がって言ってしまう。何してくれてんのペロちゃん。やめてくれよ。断りたいけどペロちゃんには2回も借りがあるから断れないし、先生!頼む!あんたが頼みだ!俺はダメだと言ってくれ!
「ショウか。まぁ確かにこの2日の訓練で1番先生方からの評価は高いのはこのクラスで言えばショウのチームだからな。なんら問題はないな。今回はまともなことを言ったなロコ」
「なーに言ってんの先生!私はいつだってまともですよ!」
親指を先生に立てたあと先生は「はいはい」と、その後は俺に思いっきり親指を立てるペロちゃん。くそぅ。あの親指折ってやりたいのに恩人だからそんなことできねぇ。
「それじゃ他に立候補者はいないようだから男子の方は投票で決めるぞー。今から先生が立候補者のよんだ時にお前らは挙手をしてくれー。多かったやつが学級委員な。それじゃまずはリノ・トロンドがいいやつは手をあげろー」
リノの時に手を挙げたのは・・・5人。え、5人?待って待て待て待て。
「トロンドは5人か。じゃ次はきくまでもないと思うがアノー・ココノっていうバカなやつがいいやつは手をあげろ」
アノーの名前が呼ばれた瞬間。教室はしーんと静かになる。可哀想だなアノー。
「ふ。みんな照れてるんだな。このアノーに本当は票を入れたいがアノーが輝きすぎていて票をいれるのが無理なんだろう。わかってるぞみんな」
たくましいやつだなアノーは。もちろんクラスの奴らはそうではないという感じの目でアノーを見ていたがアノーは天井を見ながら上半身をはだけで肉体をさらしていた。
「んじゃ。男子の方は決まったな。学級委員。頼むぞマスラギ」
・・・はー。まぁなってしまったものは仕方ないが誰も反対意見がないのは驚きだな。どうせならショウが学級委員をやるなら僕がやりますとかいうやつ1人くらいは出て来て欲しかったよ。
俺はとりあえず他の委員。まずは女子の学級委員から決めるために教壇にあがった。




