ジーノルドの限界
「は、はぁ。そう、だな。油断、大敵ってやつ、だな。そら!」
ナイフの空間の世界でグンはジーノルドに向けてまたナイフをとばす。
「何度やっても同じこと!かぁ!」
ジーノルドはまた叫んで声の空気弾?を放つがグンは
「馬鹿だなぁ。そんな馬鹿の一つ覚みたいにやるわけないじゃないか」
グンは一度ナイフを止め音が止むのを待つ。
「ならばこうするだけだ」
ジーノルドはばちで右側を軽くポトンと叩くとグンは真横にふきとぶ
「!!」
「そいや」
次に左側叩くとグンは左にふきとぶ。
「っ!」
「そいやそいやそいやそいやそいや、そいやぁ!」
グンを何度も右左に飛ばし続け数十回飛ばした後にグンを最後に地面に叩きつけ、ジーノルドは攻撃をやめる。
「っ、はぁはぁはぁ」
ジーノルドは攻撃をやめた後にもとの姿に戻り地面に倒れる。
「はぁはぁはぁ。もう、俺っちの体、動かね、ぇぜ。さっきの数分で限界だなんて」
ジーノルドが息絶え絶えに言うと攻撃されていたグンは首を左右にぽきぽきならしながらおきあがる。
「いやぁ。準備運動にはちょうどよかったよ君。あの真異能、とてもいい運動になったよ。驚きもしたけどね。だけどそれだけ。それだけなんだよ。わかるかな?」
「はぁ、はぁ。く、そ。バサラ、すまない。アザー。バサラを連れてに、げて」
ジーノルドは息絶え絶えで言うとアザーがジーノルドの前に立つ。
「ば、か。に、げろ」
「先輩であり彼女である私に逃げろって?冗談じゃないわ。死ぬ時は一緒よ。でもまだ諦める気にはならないわね」
アザーがグンに言うとグンは手を叩きながら
「ブラボーブラボー。いやはや美しき友情だ。惚れ惚れするくらいにいいよ。じゃ、僕も使ってあげるよ。真異能。3人ともきっちり殺してあげる」
グンは地面にナイフを突き刺し
「真異能解放、インフィニティ・ナイフ」
グンの体から無数にナイフが生え、グンはハリネズミのような体になる。
「どうだい?僕のこの姿。僕の真異能、インフィニティ・ナイフは飛ばした後から自動で生えさらには僕の想像した効果を持つナイフが生えるんだよ」
グンはバサラ達に説明するとバサラに向かってナイフを飛ばす。アザーはそれを庇うとアザーは急に苦しみだす。
「かぁぁぁぁ!はっ!」
「アザー!どうした!そんな急所には刺さってないはずだ」
バサラはゆっくりとアザーに近づきアザーに聞くとアザーは
「や、ばいわ。これ、多分、死ぬ奴、だ」




