タヅルの実力
「アモウ。やはり私も」
「だめや。こいつはわいがやる。これ以上ゴーグの隊のやつやらしたらあいつにあわせる顔がないわ。これでもわいはお前さんとこの隊長気に入ってるんやで」
アモウがアオに言うとアオは少し黙った後
「・・・わかりました。でもアモウ。あなたも死んじゃダメですよ」
「当たり前や。わいにはまだやるべきことあるんや。こんなとこで死ぬわけないやろ」
アモウは空間の異能で別の空間とつなげるとアオはそこに入っていく。アオがアモウの用意した空間にはいるとタヅルが
「くすくすくす。死ぬ覚悟はできたでありんすか?」
「それはこちらのセリフや。あんさんこそゴーグの情報を吐く気になったかいな」
タヅルは手のひらをアモウの前に出し横をなぐようにふるとアモウの首に切り傷が入る。
「これは」
「くすくすくす!軽い運動でありんす。でもほとんどの奴らはこの程度で死ぬでありんすよ。だからアモウさん。私を少しは楽しませてくださいよ」
タヅルはアモウの首から出る血を自分の体付近にまで近づけると
「血弾」
血の小さな塊を細かくしてアモウに放つ。
「アモウさん気をつけてくださいまし。当たると一瞬で顔程度ならぱんっととびますから」
「そら当たるわけにはいかんな。空間壁!」
アモウは空間の壁でタヅルの血の小さな弾に応戦する。
「本当の血弾はこれより大きいでありんすよ。ただ私はこれをどうにか少ない血の量で威力高めで使えないかを追求した結果こうなったでありんす」
「流石はオードでも恐怖していたやつの実力。これはすごいで」
アモウはタヅルの攻撃を避けながら言うとタヅルはアモウに近づき
「この距離なら当たるでありんしょ?」
「空間爆破!」
アモウはタヅルに向けて小さな空間のブロックを投げて爆破する。タヅルにはたいしたダメージにはならなかったがそこそこタヅルは吹き飛ぶ。
「今のはいい攻撃でしたよ。アモウさん」
「そりゃどうも。ぐ!」
アモウは片腕にかなりの痛みがはしったので片腕を見ると片腕には3箇所小さな穴が空いていた。
「血棘でありんす。吹き飛ばされる前に小さな血の棘をアモウさんの片腕に投げさせてもらいました」
「こりゃなかなか効くねぇ」
「そうでありんすか?このままでも勝てそうな気はするでありんすがアモウさん。あなたは私と戦って5分耐えきれたご褒美をあげるでありんす」
タヅルはアモウに言ったあとタヅルは手を前に出した。




