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最弱ランクの異能使い〜Dランク異能でも最強な件〜  作者: アークマ
真暗黒企業 襲撃編

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くすくすくす

「くすくすくす」

「その笑い声はまさか」

「くすくすくすくす!お久しぶりでありんす。アモウさん」


 アモウの前にもと暗黒企業の仲間、タヅルが現れる。


「タヅル!遅いでっせ!」

「くすくすくす!無様。無様でありんすねぇ。グリーズさん」

「うるさい!はやく助けろ!あの2人はどうした!」


 タヅルは仰向けに倒れているグリーズに言うとグリーズもタヅルに叫ぶ。


「仲間割れとはみっともないで」

「仲間われ?冗談よしてな。こんなやつ私は仲間だと思ったことないでありんすよ」


 アモウがタヅルに言うとグリーズが


「ふ、ふざけるなでっせ!誰のおかげでアーネ社長の真暗黒企業に」

「惨めでありんすねグリーズさん。私は最初からあんたのこと仲間だとは思ってないでありんす。ただ利用できるから利用しただけでありんすよ。アーネさんのもとにいけばもっと自由になれる。そこに行くまではあんたの仲間のふりをしていただけでありんすよ。ま、仲間だった奴らを殺すのも楽しかったでありんすが。くすくすくす!」


 タヅルは不敵に笑いながらグリーズを見下すとグリーズは


「この、クソ、女ぁ!」


 グリーズが最後に叫んだ瞬間グリーズの顔はコフレーのように粉々に消え、首なしの死体となる。


「最後くらい華々しく死んだらどうでありんすか?それでも隊長格だった男ですか。流石はパラミアート学園も部下任せで自分はただ弱い奴を殺していたような男。それで自由になりたいとか意味のわからない男でやんした」


 タヅルはグリーズを殺した後グリーズの異能空間は消滅し、アモウのいる方角をみて


「さて、どうするであるんすか?アモウさんを始末できれば私はそれでいいでありんすが。そこのお嬢さんもやるでありんすか?」


 アオが銃を抜くとアモウがアオに向かって


「やめとき。あいつに殺されるだけや。オードが言ってたわ。タヅルに飛び道具はあかん。後下手に近づかへん方がいいて。タヅルの異能はよくわかってないらしいからな」

「でもこのままじゃアモウ。あんたも死ぬわよ。コフレーが死んだ以上ゴーグ隊長がいる場所がわからない。手がかりのグリーズも殺された。あとはどうしたら」


 アオがアモウに言うとアモウはタヅルを指差して


「わいがあいつから聞くわ。だからアオ。あんさんはわいの異能空間の中に隠れとき」


 アモウがアオに言うとタヅルが


「その方がいいでありんすよお嬢さん。私もアモウさんにしか用はありませんから引っ込むなら殺さないでいてあげますよ」

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