圧倒
「俺様は真異能を使っているんだぞ?それに対し貴様は身体能力だけ。なのになぜ俺様の足が!」
「残念ながらそれが俺とお前の決定的な差だ。まぁお前風に言うなら俺に本気を出させせたことを地獄で自慢するといい」
「黙れ!俺様はもと神気の頭、ブルックス様だぞ!その俺様が全力をだして学生風情に負けるなどあってはならんのだ!」
ブルックスはまた俺に蹴りかかり、俺はもう片方の足も手刀で切断してやる。
「こ、んな、バカなことがあって」
「残念ながらお前は自らの真異能で墓穴をほったんだ。必ず攻撃が当たるなら破壊する。骨を破壊してダメなら切断する。それだけの問題だ」
「切断など簡単にできるわけなかろうが!大体俺様の足はどれだけ鍛えてあると思っている!そんな簡単にきれてもいい足じゃないんだよ!」
もはや足がなくなり立てなくなったブルックスは座りながら言うと俺は
「しらねぇよ。俺の身体能力をなめたお前が悪い。俺は自分の身体能力いじれんだよ。ほとんどを攻撃力にふってお前の足を切断した。それだけよ」
俺はブルックスの顔面に当たる直前で拳をとめて
「おい。マルがどこに連れて行かれたか吐くなら殺さないで見逃してやる。どうせお前はもうまともに戦えないだろうからな」
「は、はは。このまま生き恥を晒せと言うのかよ。殺すならすきにしなよ。マルがどこに連れて行かれたかは絶対喋らないからよ」
「そうか。なら」
俺はブルックスの顔面を殴るのをやめて残っていた足の部分を思いっきり踏みつける。今の俺の足は人の骨をバラバラに砕けるほどの威力がある。どれほど骨が硬かろうがな。
「ーーー!」
「どうだ?吐くきになったか?正直俺はこんなことしたくもねぇし殺しもあまりしたくねぇ。だが仲間のためなら何だってしてやる」
俺がマジで人を殺すような眼光でブルックスを睨みつけるとブルックスは怯えながら
「わ、かっ」
「ちょいちょいちょい。それはダメよブルちゃん。仲間売るなんて半グレのリーダーでどんだけ意志弱いのよ」
急に黒いワープゾーンのようなものが出現し、そこからメガネをかけた細身のお世辞にも戦いが得意じゃない感じの男が現れる。
「アクツちゃんに言われたから来てみればアクツちゃんの予想通りだね」
「てめ、今更何」
男はブルックスがどなった時に思いっきりブルックスの口を蹴り飛ばし、男の蹴りはブルックスの口をまっすぐ貫いた。




