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風紀委員 アカネ・カザマツ

「う、うるさい!俺に逆らうなら父さんに言いつけて」

「あ、それはもう無駄です」


 アカネは一枚紙を出してボルゴレアの前で読み上げる。


「これはあなたのお父さんからの手紙なのですが読みあげますね。わたしの息子、ボルゴレアの行きすぎた行為、私のふとくといたすところ。よってボルゴレアがいきすぎた行為をした場合はボルゴレアをどうするかは学園に任せます」

「ば、ばかな!父さんがそんな手紙を書くはずがない!そんなのでっち上げだ!早く俺をこの氷から解放しろ!」


 アカネは「はぁー」とため息をついて


「あなたの件は会長に報告したところわたしに任せるとおっしゃっていましたので」


 アカネはボルゴレアに近づくとボルゴレアのおでこに人差し指をあて


「な、何をする気だ!」

「私の異能はご存じでしょう?副会長さん。私の異能は記憶のかいざん。あなたにはこれから真面目に生きてもらいます」

「ふ、ふざけるな!俺は真面目に生きて」

「ああ。もうめんどくさいので口を開かなくてもいいですよ」


 アカネは異能を使い、ボルゴレアのおでこに当ててある人差し指に意識を集中させるとボルゴレアはそのまま意識を失い、アカネはボルゴレアの記憶のかいざんを終えた後、ある人に電話をし呼びつけた。




 俺が部屋にまで送ってもらう頃にはもう夜で2人がかなり心配していた。


「もう、帰ってこないから心配しましたわよ!ショウ!」

「同意。でも私がついていながらあなたがさらわれたのに気づけなくてごめんなさい」


 マルは俺の前で頭を下げる。そんな頭を下げるほどのことでもないし気を使わないでほしい。むしろ油断した俺が悪いんだからさ。


「マル。気にしなくていい。油断した俺が悪いんだから。それよりモルクとは話せたのか?」

「うん。無事に話せた。モルクはいい金持ちだった。モルクならチームが一緒でも私は構わない」


 マルは俺に言うとモルクは


「もうそんな。私ならいいだなんて。私はありのままのことを言っただけですわ」


 どこに照れる要素があるかはわからんがまぁ2人が仲良くできるならそれに越したことはない。しかしいい金持ちとはなんだ?


「モルクは金持ちに生まれながらも比べられながらさらに過保護に育てられたらしい」


 マルがモルクについて俺に説明する。比べられた挙句過保護に育てられた?どういうことだ?


「私が説明しますわ。とりあえず部屋に入りましょうですわ」


 俺は玄関から移動、まだ体が痺れてうまく動けないからマル達の肩をかりた。ちなみにもう舌はうまく回るから喋れるよ。

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