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最弱ランクの異能使い〜Dランク異能でも最強な件〜  作者: アークマ
真暗黒企業編 序

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ライジン

「真異能、解放」


 ボルゴレアが俺の体を使う異能王に言うとボルゴレアの体は全身が雷に身を包まれオーラ的なものがバチバチと雷のようにはっする。


「それが貴様の真異能か」

「そう、だ。これが俺の、真異能、雷神、だ」


 ボルゴレアは口から血を吐きながら言う。あの形態は体に相当な負荷があるはず。よくもそんなものをつかうもんだ。


「そう思うのは仕方なかろう。だがやつが我に戦いを挑むのであればあの形態になるしかないのだ。我に普通の異能は通じない。となると真異能、あれを使うしかないのだ」


 普通の異能と真異能はどう違うんだ?異能とついているには大して変わらんのだろ?強くなる点以外は


「これだから無知は困る。よいか?真異能とは己に与えられた異能を極め果てたすえにつかめるもの。ゆえにその人間によって真異能は異なるのだ。だから我でも真異能は無効化することはできん。その代わり真異能は生半可な感じで使えばあのようになるがな」


 俺の体を使う異能王はボルゴレアをさしながらいう。ボルゴレアは吐血しながらもゆっくり俺の体に近づいてきていた。


「ひ、とり、で、ぶつぶつと、こわい、やつ、だ。ごふっ!」

「おいおい。無理をするな。確かに真異能でなければ我に勝てぬと言ったがそのまま使い続ければ死ぬぞ?」

「お、まえに、心配、され、る、までも、ない。今からすぐ、そこに、までいっ、てやるよ」


 ボルゴレアは瞬時に俺の体にまで近づき雷の如き速さで雷のパンチを放つ。さっさきまでとはくらべものにならないスピードだ。この速度、俺が異能王に体をつかわせていなければこの攻撃、俺は見えていないだろうな。悔しいがそれほどに速い。


「悔しがっても無駄だ。この速度に追いつくのは我の知るやつでも、そうだな。昔仲間だったNo.の1の男くらいだろうな。まともにみれるのは」

「さ、っき、から独り言を、べらべら、と!だ、れと、はなして、や、ごふ!」


 ボルゴレアはさらに大量の血を吐き地面に膝をつく。


「もうやめておけ。本当に死ぬぞ。死んでもいいなら我は構わんがな」

「といた、ところ、で、俺が、かつに、は、この、真異能、しか」


 ボルゴレアはそう言うが体がもう限界を迎えていたのか真異能が強制的に消えてもとの体に戻っていた。


「な、」

「貴様の体がもう無理だと判断し勝手に解除したんだ。真異能は諸刃の剣でもあるが本体がやばくなれば勝手に解除するものもある。自身の異能に救われたな」


 異能王はボルゴレアに吐き捨てた後俺に体の主導権をかえしてくれた。

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