ボルゴ家護衛
次の日俺たちは起きた後学園長室に3人で向かい、アクメスと合流する。
「それじゃあ3人とも頼みますぞ」
アクメスは俺たち3人にいい、俺が「任せろ」と返す。アクメスを先頭にして歩き学園の前にまで着くと黒い豪華な車が駐車しており俺たちはその車に乗る。
「この車は誰が運転するんだ?」
「我が運転する。3人と合流する前に車をここに寄せておいたんじゃ。本来は執事にやらせていたんじゃが命の危険があるボルゴ家におらせるわけにはいかんからな。皆は解雇したんじゃ。今実家にいるのも我の妻のみ。我の妻は強いから安心はしているが奴らはいつ攻めてくるかわからない。だから急いで我が家に向かうぞ」
アクメスはすごいあらい運転でボルゴ家に向かう。ボルゴ家は学園からそこそこ遠く学園からでも20分は車でかかった。多分安全運転なら30分くらいだろうか。
俺たちはボルゴ家につく。ボルゴ家はかなりの大豪邸で確かにこんな豪邸に住んでいるなら会社をいくらかもてても不思議ではないだろうな。俺たちが車から降りようとするとすぐに車に向かって誰かが攻撃してくる。
行動が早いな奴ら!まさかボルゴ家についてすぐに攻められるとは!
「ショウ!アクメス、モルクを連れて家に!ここは私がやる!」
マルが車の前に出てポケットから小さな玉をとりだす。あれがマルの新しい戦い方、奴の異能は人体には使えないがああいう道具を持ち歩いていれば異能を使えるからな。
「くらえ。ビー玉爆弾」
小さな玉を攻撃された方向にとばし爆発させる。小さな玉が爆発した場所から体にかなりの火傷をおった人が2、3人倒れる。
「2、3人はやれた。はやくいけ!時間は稼ぐから」
「頼む!マル!」
俺はモルクとアクメスを連れボルゴ家に入った。
「さーてと。3人は中に入ったようだし。出てきな!」
マルは言い放った方向に小さな玉を爆弾化させ投げ込むと小さな玉は一刀両断され空中で爆発する。
「ふむ。我がいることがわかっているとは。ぬしは相当な手練れとみた」
マルの前に上半身が傷だらけで腹筋がバキバキに割れた片手に刀を持った男が現れる。下半身は長いズボンを履いていた。
「変人。変人だ」
「失礼なやつよな。我は普通じゃよ。我のセンスに誰も追いつけていない。それだけの話よ」
「おかしい。お前のセンスは理解できる奴なんていない」
「理解を得ようとも思っていないさ。我の名はクミサキ・キサミ。ボルゴレア隊所属の男だ。よろしくな」




