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最弱ランクの異能使い〜Dランク異能でも最強な件〜  作者: アークマ
5章 アクロバート大監獄編

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テルべ・コテルド

 ボルゴレアがヨンヨンを殺したあと、もう1人と向き合うコウテーは


「テルべ兄様。なんのつもりですか?」


 コウテーは目の前にいる男、襟足が長く白髪の男、口には忍者がつけるようなマスクで口を隠している。


「コウテー。貴様はコテルド家の恥だ。兄様からの頼みで貴様を潰しにきた」

「へー。テルべ兄様如きが俺を殺せると本気で思ってるの?」


 コウテーはテルべと呼ばれた男に異能で圧をかけるがテルべはコウテーの圧に耐える。


「ほう」

「貴様如きの圧でこのテルべ・コテルドがやれるとでも?異能解放」


 テルべはコウテーに言うとテルべの異能空間にコウテーは転移する。


「兄様が異能解放を使えるとは」

「こんなものは序のくちだ。そら、お前の腕が溶け出しているぞ?」


 テルべはコウテーに言うとコウテーの右腕は急に溶けて崩れだす。


「ぐうっ!」

「このテルべの異能を忘れたのか?」

「へ。何を言っているやら。テルべ兄様の異能は家にいるときは使っていなかったじゃないか。むしろテルべ兄様は監禁されていた」


 コウテーがテルべに言うとテルべは


「貴様は何を言っている?テルべは貴様とはよく遊んでいたではないか」

「話があわねぇな。俺はテルべ兄様とは遊んだ記憶はねぇよ。少し遊んだ記憶しかな」


 コウテーがテルべに言うとテルべは


「な、何言って?おかしいことを言うな。テルべはコウテーや他の兄弟とたくさん遊んだ覚えしかない。だからこそ貴様の異能にどれほどやられたことか」


 テルべは頭を抱えながら言う。


「やっぱりテルべ兄様は悲しい男だな。昔から思ってたよ。兄弟とは遊ばせてもらえずただただ1人異能強化をされまくっていたテルべ兄様をみてな。おそらくだがテルべ兄様の異能は幻覚、しかもかなり熟練されたもの」

「その通り!このテルべの異能は幻覚!しかもかなりの強さだ!いつ幻覚にかかったかもわからないくらいにな!でも異能解放した時点では大体幻覚だとバレる。だがわかっていても攻略はできない。違うか?」


 テルべはコウテーに言うとコウテーは


「確かにこの異能空間は強い。それは認めよう。だがな」


 コウテーはないほうの腕でテルべに


「異能解放」


 テルべの異能空間は崩れ去り、コウテーの異能空間へと作り替えられ溶けたはずのコウテーの片腕は元に戻る。


「そ、そんなばかな!テルべの異能空間が!」

「テルべ兄様の異能は強いが異能空間は強くはない。だから俺の異能空間で上書きできた」

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