ボルゴ家
「さがしたぞ。この家の恥晒しども」
コウテーとボルゴレアの前に2人の男が現れる。
「あらヨンヨン兄さん」
ボルゴレアは自分の正面に立っている金髪トゲトゲ頭の男に言う。
「よう。久しぶりだな。学園で迷惑かけた後は今度は暗黒企業に入ってうちに迷惑かけようってか?本当にお前は出来損ないだな。親父がお前を始末しろと俺と兄者に命じた」
「へー。ってことはカウラぺ兄さんも動いてるんだ。ま、それならそれでいいや。ボルゴ家は俺以外全員殺してやるよ」
ボルゴレアは手から雷を放ちヨンヨンと呼ばれた男にぶつける。
「俺の異能はお前と相性が悪いのを忘れたのか出来損ない!」
ヨンヨンはボルゴレアの雷を掴むとそれを体内へ取り込む。
「俺の雷の威力は上がったからな。いけると思ったんだが」
「出来損ないに負けるほど落ちぶれちゃいねぇよ。充電率20%、雷パンチ!」
ヨンヨンはボルゴレアに雷をまとった拳で殴りかかりボルゴレアはそれをちょくでくらう。
「ぐぅ!いいね。やっぱりそうこねぇと!俺の異能がどれだけ強くなったかはかるにはちょうどいい相手だ!ヨンヨン兄さん!あんたは今日俺が殺してやるよ!」
ボルゴレアはヨンヨンに向けて雷を溜めて放出する。
「雷電砲!」
「俺の異能は蓄えるもの。敵のありとあらゆる攻撃をうけきることができる。それを忘れたのか!」
ヨンヨンはボルゴレアの雷をうけきりにやりと笑ったが次の瞬間
「な、なんだ。この雷の威力。たえきれ、ない!」
ヨンヨンはボルゴレアの雷をうけきったかと思えばヨンヨンはボルゴレアの雷に耐えきれずに急に痺れだす。
「ぐ、ぉああああ!この、俺が、出来損、ない、ごとき、にぃ!」
「ふん。兄貴は仕事ばかりで異能はぜんぜん鍛えてないからそんなことになるんだ。アーネに鍛えられた俺に勝てると思うな」
ボルゴレアは痺れているヨンヨンに近づきヨンヨンの顔面に向けて思いっきり雷をまとったパンチを放とうとすると
「ま、まて!お前を殺すのはやめておけと俺が兄さん達に伝えてやる!それに我が社はお前ら暗黒企業を支援しよう!だから俺を殺すのは」
「死にそうになったらそんなことをいうのかよざこ兄貴。全くかわいそうなことだ」
ボルゴレアはヨンヨンの顔面に雷のパンチをくらわせヨンヨンの顔面を黒こげにした。
「さて、もう1人はコウテーのやつがやっているかな?」




