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最弱ランクの異能使い〜Dランク異能でも最強な件〜  作者: アークマ
5章 アクロバート大監獄編

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アマスの忠告

「馬鹿が。我は見た目などあまり重視しないんだ。いかに強いかだよ。そうでなければ王としては立てぬからな」


 異能の王で実態もないのによくいう。それにお前は手を出そうとはしないじゃないか。


「そりゃそうだ。雑事になぜ我が手を出さねばならぬ。我が相手にするのは我が認めたやつのみ。そこにいるアマスは今いい感じだな。惜しい男を亡くしたな」


 異能王はそこまで言うと頭のなかに響く声はきえ、キーラとアマスの話に割ってはいる。


「お前たちはしばらく鍛えるべきだ。あの女もすぐに手はだしてこないだろう。奴は意外と地道に計画を練るタイプだ」

「だろうな。でなければエンドレアス学園で身を潜めずに最初から大胆に行くだろうよ。全く奴の異能は本当に厄介だよな。記憶をいじれるんだからな」


 キーラは俺に言うとアマスは


「それに奴は自分の身を守れるほどに強さがある。周りにいるボルゴレア達には勝てないだろうが奴はボルゴレアに匹敵するほど強い。僕でも勝てないくらいだからな」


 あのボルゴレアがそこまで成長するとはな。厄介ごとが増えてほんと嫌だよ。


「いいか。今すぐやつを倒そうと思うな。ショウ以外は勝てない。今は力をつけるべきだ。これが僕が君たちに言えること、だ。じゃあな。キーラ。僕に素敵な最後をありがとう」


 アマスはそこまで言うと黒こげの人に全身焼かれて灰となり死んだ。

 アマスが死んだ後キーラの異能空間が解けるとペロちゃんが元の状態に戻っており俺に抱きつく。


「ショウちゃん!心配したわよ!」

「心配ないだろ。キーラがいたんだからな。な、キーラ」


 俺はキーラのいた場所を見るとキーラは地面に倒れていた。


「へ、へへ。かっこわりぃな。俺様。異能空間を使った後はしばらく動けねぇんだ。だからあまり使いたくはねぇんだよ。この弱点もバレるからよ」


 キーラは俺に言うとペロちゃんとショドウは頭をかきながら


「はぁーあ。そんなくだらないこと気にしなくていいわよ。あんた動けないだけで別に異能が使えないわけじゃないでしょ?近づいてきたら燃やし尽くせるくせに」

「まぁそうだがな」

「キーラは俺様より異能が恵まれているくせにぜいたくを言いすぎだ。それよりアマスはどうした?」


 ショドウはキーラに聞くと動けないかわりに俺がショドウにこたえる。


「アマスは身体は燃え尽きて灰になって死んだよ」

「そうか。それであいつのことだからなんか言ってたんだろ?あいつ何気に面倒見がいいからよぉ」

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