表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最弱ランクの異能使い〜Dランク異能でも最強な件〜  作者: アークマ
入学と1週間

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

34/600

ペーロス・ロコ

 数分歩いて行くとボルゴレアの姿が見えて来た。


「あ、あの先輩、こんなとこ、で、見張って、いたのか」

「いえ。あの人は見張りはちゃんとしていませんよ。ただ先生が来た場合自分がやったわけではないという為に私が倒した先輩方を先生に見せつけるためにいたんじゃないですかね?あの先輩にもそれなりの地位的なものがあるらしいですから」


 地位、ね。確かに生徒会長と少し関わったぐらいで俺をボコるぐらいだし何か権力を持ってるんだろうな。そう言えば副会長とか言っていた気が。

 俺がボルゴレアについて考えている際に、ボルゴレアの近くにまでキリさんが近づくとボルゴレアと戦っていたのはペーロス先輩だった。


「ぺ、ペロちゃん!」

「あら。あの方とお知り合いなんですか?ショウ」

「ああ。初日に、助けて、もらったんだ。今、みたいな、状態、になって、いる時に、ね」


 俺が姿を現したのをみるとペロちゃんはこちらをみて


「ショウちゃーん。ご無事でっか!」


 な、なんか余裕そうに聞いてきたな。


「無事だよ。キリさんのおかげでね」

「そうでっかそうでっか。キリちゃんは優秀でござるからな。にんにん」


 な、なんかペロちゃん。情緒不安定じゃないか?大丈夫なのか?


「ふ、ふざけやがって。ザコ助。てめぇマジで調子にのってんな」

「え、のってないですけど」


 俺全然調子にのってないし、なんでそもそも俺なんかに絡んで来るんだ?この人は。


「いいか。ペーロス・ロコは1年の時、テンダー上位入りを果たし、さらには今の順位は2位だ」


 ・・・2位?テンダーで2位ってことはつまり


「そう。何を隠そうこのペロちゃんは2年生で2番目に強いのです!えっへん」


 胸を張ってわざと俺に言うとその隙にボルゴレアはペロちゃんに近づき


「ガラ空きだ!ペーロス・ロコ!」

「ガラ空き?何言ってるの?君みたいな卑怯な先輩に対してのハンデだけど?」

「!?馬鹿にしやがって!くらえ!雷撃!」


 ボルゴレアが雷を手に纏わせたパンチをペロちゃんに向けて放つがペロちゃんは避けて


「ざーんねん。君程度じゃ私に触れることもできないよー。卑怯な生徒会の副会長さーん」


 馬鹿にしたようにペロちゃんが言うとボルゴレアは頭に血が上ったようにブチギレて


「上級生への敬意がたりねぇな。なぁ!ペーロス・ロコ!」


 ペロちゃんに言い放った後にボルゴレアは俺とキリサキに急接近してきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ