アーネの仲間
「異能が使えないなら物理的にお前を潰せばいいだけだ!」
俺は自らにかけられた異能を無効化しアーネに殴りかかる。
「残念ながらそれも無駄。私は私の弱点を理解している。いくらあなたの異能王の支配が効かないからと言って私だって女の子。腕には自信はないわ。だからこそ私は学園で戦力を整えることにしたのよ」
俺がアーネを殴る顔の前にまで拳をだすが何か直感的に嫌な予感がし拳をひくと俺の指に全体的に切り傷が入っていた。小さな小さなきりきず。まるで糸でもはっているかのような。
「社長に手出しはさせない」
アーネの背後から現れたその男も俺たちの知る顔そしてペロちゃん、キーラ、ショドウ先輩はそいつの顔を見て驚いていた。
「ば、ばかな!なんであんたこんなバカなことを!何をしているかわかっているの!」
「そうだぞ!そいつらといたらお前は戻ってこれなくなる。俺たちのもとにこい!」
ペロちゃんとキーラは動揺しながらもアーネから男をひきはがそうとするが男は
「残念ながらこれは僕の意志だよ。だから後悔とかはないから安心して。ペーロス、キーラ、ショドウ。君たちは僕の敵だ」
「あんたは、あんたはそんなバカな奴じゃないと思っていたのに!アマス!」
ペロちゃんは男の名前を呼び男、アマスはペロちゃんに細い糸をとばす。
「させるか!」
俺は異能王を使おうとしたが発動しない。くそ!あの気まぐれ異能め!
「そいつに期待したって無駄よ。そいつは自分のことしか考えてない異能だから。ショウには死なれたら困るからね。ショウのことは護るがペーロス達は守ったりしないさ」
笑いながらアーネは俺にいう。俺の身の危険で発動するならよ
「こうしてやるよ!」
俺はペロちゃんの前に立つとペロちゃんに向けられていた糸は急に消えた。
「やはり物理攻撃は厳しいしショウは邪魔だね。そうは思わないかい?ゼム」
「て、めぇ。いい加減この異能、解除しやがれ」
地面に平伏しているゼムに対しアーネはいうとゼムはアーネを睨みつけながらいう。
「えー。いやよ。昔の上司を踏んづけるの。私夢だったのよね」
アーネはゼムを踏もうとするとゼムは
「このクソ女がぁ」
「あははは!なんとでもいいなよ。逆にさ。私いい子ちゃんぶってたからさ。あの口調も疲れたんよ。本来ならあの腐る異能持ってたギャルみたいなやつみたいな言動でいたかったのにさ」
アーネはゼムを踏みつけながらいい、ゼムはアーネを鋭い目で睨みつけていた。




