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最弱ランクの異能使い〜Dランク異能でも最強な件〜  作者: アークマ
5章 アクロバート大監獄編

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目覚める異能

「化け物め。だが俺はお前如きでは絶望しねぇよ。なんせ俺は」


 俺は1人でいきまくが他の奴らは地面に手をあててかなり落ち込んでいた。


「な!」

「お前以外はどうやら弱い奴だったみたいだな。お前さえ倒せばお前らはもう終わりだ」


 ジミは俺に急接近し俺に殴りかかる。俺はもちろんやつの攻撃は受けとめたがこれは少し、やばいな。骨がみしみしと悲鳴をあげてやがる。ヒビが入ったかもしれない。どうしたものか。

 俺はジミをどうしとめようか迷っていると急に頭の中に声が聞こえてくる。

 何を手を抜いている。


「うるせぇ。手なんかぬいてねぇよ」


 嘘をつくな。お前は全然俺という異能をつかいこなせていない。


「俺という異能?何を言ってる?俺の異能はステータスを見ることとステータスの変更だろ?」


 違う。貴様の異能はそんなちゃちなものではない。そろそろ思い出したらどうだ?お前の異能は最強なんだぞ?意志の存在する異能なんだからな。


「異能に意志なんてあるわけない!何を言ってやがる!」

「それは俺のセリフだよ。さっきからぶつぶつぶつぶつと独り言を。俺を馬鹿にするのも大概にしろ」


 ジミはまた俺に近づき、俺は頭で語りかけてくるやつに気をとられすぎてジミのパンチを顔面にくらう。

 ちき、しょ。油断した。やばいこれは、意識が。

 やれやれ。今回は特別だぞ。

 俺の頭の中に語りかけてきた声は聞こえなくなったと思うと俺の体がかなり軽く感じるようになり、さらにはさっきのダメージも全然、痛くない。


「おい。この下郎」


 いつもの俺の口調ではない俺はジミに言うとジミは


「まだやるのか?今ので絶望をあじわえたと思ったのに。まぁいい。とっとと」


 ジミが喋っている間に俺じゃない別の俺はジミの右腕を近付いて簡単にちぎる。


「な、な!」

「いいか?今の我をさっきまでのショウと思うな。我はナンバーズ最強の異能使いにして最強の男。魔王 ショウだ」


 ・・・俺が魔王?


「そうだ。貴様の本当の異能は魔王。ステータスをいじる簡単なことなど魔王の異能だからできること。魔王の異能はあらゆる異能を無効化し、さらには最強の力を手に入れられること。でなければ貴様の今までの異能であんな強いはずはない」


 たしかに納得できる。それに俺はいつからか忘れていたが自分のことは最強だと思っていた。だが


「そうだ。貴様の身体能力のその異常さは異能あってのものだからな」

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