カーメルの異能
「ふ。敵のくせに俺が触れるのを許可するか。もしも俺がお前に触れてお前を殺す異能だったらどうするんだ?」
「そうねー。その時はその時よー。でも殴りあった時に思ったのはあなたはそんな卑怯な奴じゃないってことだからもし違ったら私の目がくさってたってことにするわ」
ペロちゃんは寝転がりながら言うとカーメルは気分がよさそうに笑いながら
「俺は確かに半グレだがヤクザに近い半グレだ。あまり外道なことは好かん。何をやるにしても正々堂々だ。もし卑怯なことをするとしても正面からしてやるさ」
「あなた半グレには向いてないわね」
「ふ。よく言われるよ。だが今のヤクザを信じられるほどできた人間でもない。だが俺は金色の頭が好きだからな」
カーメルはペロちゃんに触れるとペロちゃんの傷はたちまち消える。
「へ、へへ。傷は消えても体はいたいわね」
「そりゃそうさ。俺の異能は怪我の傷をなかったことにすること。だから切り傷や打撃痕など全て消すことができる。表面上はな。だが体に残る痛みは消えない。だからあまり無理をしないことだ」
カーメルはペロちゃんにいうと俺はゆっくりカーメルに近づき
「お前。なんでこんな敵の傷をわざわざ」
「あ?理由なんてのは特にねぇよ。強いて言うなら俺はこいつが気に入ったからだ。確かに頭からはなるべくここから人を通さないようにしろとは言われているが俺自身が納得できているなら別にいい」
こいつは半グレのくせに実に気持ちのいい男だな。
「地下3階と4階の男には気をつけろ。2人とも金色所属の男だが俺よりはかなり強いからな。あとこの大監獄にいる2階までの囚人は俺が殺した。あの斧でな」
カーメルは地面に転がる斧を指差していう。あまり使わないと思っていたが俺たちがここにくるまでに使っていたのか。
「地下に行くといい。早くしないと間にあわなくなるぞ。暗黒企業の奴らは最下層で何かをする気だ」
カーメルが俺たちに言ったあと俺はペロちゃんをおぶり他のギュウ達は俺の後をおって急いで下に降りて行った。
ショウ達が地下3階についた頃、アクロバート大監獄前では
「社長。つきましたで」
アクロバート大監獄の前でアモウがオードにいう。
「やっとついたのね」
「せやー。つきましたでー。はやくしな間にあわんくなるでー。おそらく最下層にはあいつがおるやろうしな」
「そうね。奴が必ずいるわ。しかしこんな急に行動するなんて予想外だわ。一体学園で何があったのかしら?」




