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最弱ランクの異能使い〜Dランク異能でも最強な件〜  作者: アークマ
5章 アクロバート大監獄編

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マコの異能空間

「調子にのるなよ!このカス!マコの異能はマコに惚れた人を死んでも操れる異能!この無様にも死んだマコの友達は少なくともマコに惚れていたということ!マコを好きってことは死んでもマコに尽くしてくれるっていうこと!それはもう友達以外なんだというの?ねぇ?偉そうなこと言うくらいなら教えてよこのカス男!」

「っぐ、お」


 バサラ先輩はマコに踏まれながらも隙をついてマコの足を掴むとマコはさらにブチギレ


「触ってんじゃねぇよ!このカス男!」

「ぐお!」


 バサラ先輩は蹴り飛ばされて壁に激突する。


「もういいや。めんどくさいからみーんなマコの友達に殺されちゃえ!異能解放!」


 マコが異能解放と言うと全体的に狂気的な空間に包まれそこにはなぜか人のようなものが5人くらい立っていた。


「ここは?」

「ここはねぇー。マコの本当のお友達を保存しておく空間だよー。だからねマコの気にいったお友達はずーっとこの空間でマコのことだけを考えて生きるの。そしてこの異能空間を使ったあとマコの敵をぶちころしてくれるの!」


 めちゃめちゃ可愛いこぶりながらマコは言うがさっきのとギャップがあって全然可愛く見えねぇ。


「さーて。みーんな。マコのためにあのゴミども始末して!」


 マコが言った瞬間に5人が動こうとするとペロちゃんがマコの異能空間にいた5人を凍らせる。


「なっ!」

「残念だけどー。さっきからあなた気持ち悪いからさぁ。それにあなたの異能君が悪すぎるのもあるしそれに死人に対しての冒涜だから全部凍らせるね」

「あ、あなたは!あなたはなんてことしてくれたの!マコの、マコの大事なお友達がぁ!」


 マコの異能空間は一瞬で消滅しマコの背後にバサラ先輩の背後に立つ。


「後ろから殴るなんて本当は好まないけどもうそんなことは言っていられない。ロコ君に手を出させてしまったんだ。ここでこだわっていたらそれこそロコ君に対する無礼というものだ」

「あのさぁ。君たちさっきからマコのことなめすぎじゃない?マコはさぁアクロバート街の5だい半グレ、金色に所属してるんだよ?異能だけだとかなめないでよね」


 マコはバサラ先輩の攻撃を避けた後バサラ先輩の腹を素手で腹部を貫いた。


「がっは!」

「バ、バサラ先輩!」


 俺がバサラ先輩に向かって叫ぶとバサラ先輩は異能を含めた4本の腕で貫いたマコの腕を掴み


「な!この、しにぞこない!」

「ロコ、君!凍ら、せてく、れ!」

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