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最弱ランクの異能使い〜Dランク異能でも最強な件〜  作者: アークマ
4章 職場体験編

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最深部での戦い

「それじゃ他の奴らも紹介しようかのう」


 ベルベは2人に言うと大監獄最深部に1人の女が辿り着く。


「暗黒企業!」

「これはこれはアリサ・アリッサさん。やはり私達の、アーネ様の言うことに間違いはなかった。ここにまで辿り着けるのはあなたくらいと」

「私だけ?違います。私は仲間の、みんなのおかげでここまで来れたんです。それにどういった理由で遅れているかは知りませんが後から必ずショウとペーロス、キーラが来るはずです」


 アリサはレイピアをアール達に向けながら言うとアールは笑い


「残念ながらあなたの望みはかないませんね。ショウ・マスラギ達はあしどめをされていますから。今回の要注意人物としてあげられたのはショウ・マスラギ、ペーロス・ロコ。そしてアリサ・アリッサ。あなた方3人です。そしてアリサ。あなた以外の2人には絶対関わらないようにしろとアーネ様より命じられています」

「それは私も舐められたものですね!」


 アリサはレイピアでアールに斬りかかるとアールの前にマウタが横入りし


「ねー。こいつはマウタが相手をしてもよいですか?いい準備運動になりそうなのです」

「私はかまいませんよ。どうぞお好きに」


 マウタは「よぉーし!」と言うと一気にアリサに襲いかかり、アリサは防戦一方でマウタの攻撃を防ごうとするがさばききれずにかなりのダメージをおう。


「がぁぁぁぁぁぁ!」

「っっ!」

「弱い!弱いです!弱い弱い弱い!これじゃ準備運動にもならないのです!マウタの見込み違いでしたか!」

「わ、私はレクイを、レクイを助けるまでは、死ねない!レクイは必ず生きている。だからこそ、私は!」


 アリサは天にレイピアを掲げ


「異能解放!フラワー・ワールド」


 アリサが言うと異能空間が展開され最深部の部屋は全て花畑に変わる。


「何なのです!?いちめん花畑に!」

「これであなたは終わりです。私の攻撃さえ当たればあなたはこのフラワー・ワールドの一部になれますから」


 アリサはレイピアでマウタの片腕を突くとマウタの片腕が徐々に花へと変化していく。


「こういう異能空間ですか。ならマウタはまだ勝てますね」


 マウタは花になっていくもう片方の腕を切断する。


「なっ!」

「マウタの異能を見せてあげるです。ふん!」


 マウタは体に力を込めると切断面から新しい腕が生えてきた。


「マウタの異能は体の再生。切断したくらいならすぐに生えるのですよ。それも瞬時にです」

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