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最弱ランクの異能使い〜Dランク異能でも最強な件〜  作者: アークマ
4章 職場体験編

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最深部の精鋭

 ベルベは地下牢が5つあるうちの1つを開けると


「ここのやつは少々厄介じゃからのう。死んでしまったらすまんな」


 ベルベがゴウにいうとゴウの目の前に人影?のようなものが見え、異能で潰さないとやばいと感じたのか重力の異能を使う。


「ほう。なかなかいい反応じゃ。重力のいのうとは」

「な、なんなんだ!今のやつは。マジで首がふきとんだかと思ったぞ」


 ゴウが叫んだ後ゴウは背後を見るとゴウの背後に黒く長い髪の女がいた。


「ぐるるる!」

「あー。すまないすまない。そのこは戦闘に強化しておってのう。今のところはわしかわしより強いやつの言うことしか聞かんわ。お前さんの実力を見せてもらおうかのう」


 ベルベが言うと黒髪の女は素早くゴウに襲いかかる。

 ゴウは攻撃を避けようとはするが黒髪の女の攻撃はかわせず身体中が切傷だらけになる。


「ぐうっ!」

「がぁぁぁぁぁ!」


 黒髪の女はゴウにとどめをさそうとした時ゴウは


「あまり俺をなめるな!」


 ゴウは自らの周囲を異能の重力で地面を軽く潰すほどの威力をはなつ。黒髪の女はもちろんのことゴウの異能をくらうが黒髪の女は地面をはいつくばりながらも重力にあらがう。


「がぁぁぁぁぁぁ!」

「そこまでするなら潰してやらぁ!」


 ゴウが異能で黒髪の女を潰そうとした瞬間ベルベは手を叩き、ゴウが異能を使うのをやめると黒髪の女もゴウに敵意を向けるのをやめた。


「ベルベ様。こいつは誰なのです?」


 急に理性を取り戻したかのように戦闘中は離れていたが今ある程度戻ってきたベルベに対しきく。


「わしの可愛い可愛いマウタ。こいつはわしらの仲間じゃ。それでマウタ。おまえさんのおめがねにはかなったかのう?」

「あ、今のそういうやつだったです?侵入者かと思って殺しそうになったです!」


 くもりのない笑顔でいうとゴウはその表情にイラついたのか


「あ?俺が異能を使えばてめぇなんて楽勝なんだぞ。えーと名前は」

「マウタです!マウタなのです!」


 マウタはゴウに名乗るとゴウは頭をかきながら


「お前との会話は少々骨がおれそうだな」

「骨が折れそう?今ので折れたですか?骨弱いですね。あなたはマウタより弱いですね!」

「は?だから異能を使えば勝てるって」


 ゴウはマウタに言うがマウタは


「あまりそんな強がり言わない方がいいです。私から見れば惨めなのです」


 マウタは見下すようにゴウをみつめ、ゴウは「けっ!」と怒っていた。

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