ブラードの異能解放
ブラードは身長が2メートルくらいになり、背中からは黒い羽が生え、手に生えた爪は鋭利にのびたまるで本の話に出てくる化け物のような姿へ変化した
「ワルイガコノジョウタイニナルトワイハモウテカゲンデキンゾ」
は、はは。こりゃ流石に手こずるな。無傷ではすまないだろうな。こいつは
「ショウちゃん!私も加勢」
「お前らの相手は私だ。異能解放」
ペロちゃんはブラードの変化に驚いたのか俺に加勢してくれようとしたがアクテルの異能解放によりキーラとともに異能空間にまきこまれてしまう。
さて。1人でどう戦おうか。
「おい貴様」
俺が考えている時、俺に誰かが声をかけてくる。
「誰だって、何だショドウ先輩か」
「あ?俺で悪いのかよ。せっかく手伝ってやろうかと思ったのによ」
うーん。正直ショドウ先輩がきたところで何かが変わるってわけでもないからなぁ。
「正直に言いますと先輩がきたところで何かかわるわけでは」
「ふん。そんなこと言っていられるのも今のうちだ。俺の異能はこういう時はつかえるからよ」
ショドウ先輩が余裕そうに俺に言うとブラードがはぎしりをしながら
「ナメヤガッテ。キサマゴトキニワイガヤブレルト?」
「ああ。お前ごとき簡単さ。ごたくはいいからかかってこい」
ブラードはショドウ先輩に向けて鋭利な爪で引っ掻きにかかるショドウ先輩はブラードの攻撃をいとも簡単によける。
「この程度か?」
「チョウシニノンナ。ワイノコウゲキヲイチドヨケタクライデ!」
ブラードは更に血の槍を何本もつくりだしショドウ先輩に向けて放つがショドウ先輩はまたも避ける。
「おいおい。こんなもん異能を使わなくても避けられるぞ」
「ナラバヨケラレナイコウゲキヲシテヤロウ」
ブラードはショドウ先輩の四方八方に血の槍をつくりだし一斉に放つ。これはショドウ先輩でも避けられないだろ。手を貸すべきか・・・。
「ショウ。手はださなくていいぞ。この程度な」
ショドウ先輩はブラードの攻撃を全てまた避ける。
「ナ、ナンヤテ!」
「そろそろ俺から攻撃してもいいか?」
ショドウ先輩がゆっくり近づくとブラードの体を軽く殴るとブラードは笑いながら
「コノテイド、ナニモキカナイナァ・・・。ゴフッ」
ブラードは急に血をふきだし、ブラードは「ハ?」と驚いていた。
「ナ、ンデ?」
「さぁな。よーく考えてみるんだな。ま、理解できることはないだろうが」




