バーニングボディ
ブラードは俺に言うとマルがモルクが死んでしまっていないかの確認をする。
「ショウ。モルクは無事。だけどしばらくは起きない」
「わかった。この2人は俺とペロちゃんでどうにかするからマル。モルクを頼んだ」
俺はマルに頼むとマルは「了解」と言って俺たちから距離をおく。
「あはは。逃すわけないやろ。あんたらは皆殺しにするんやからな!あの炎使いみたいに!」
「誰みたいにするって?」
ブラードの背後には体が燃えさかるキーラ?が立っていた。
「あーあ。やっとたったの?それより人間の体で死ねばしばらく人間には戻れないんでしょ?」
ペロちゃんが頭をかきながらキーラ?のような全身炎を纏った男に言う。
「仕方ねぇだろ。あんな不意打ちくらわされて生きてられるやついねぇだろ。俺様以外はな」
「ペ、ペロちゃん。あれはキーラなのか?」
俺は驚きながらペロちゃんに聞くとペロちゃんは頷く。
「あれは私とショドウくらいしか知らないわよー。一回だけ誤ってショドウがやりすぎてキーラを殺してしまったことがあったの。その時キーラはあの姿で生き返ったのよ」
ペロちゃんが言うとキーラ?はブラードを遠くに飛ばした後俺たちに近づき
「違うな。これは俺様の保険の体。バーニングボディだ。生身で死んだ場合、俺は魂を自らの異能、炎に移しそこから体に異能を集中させこのボディをつくった。このバーニングボディで死ねば完全に俺様は死ぬがな。だがそこにちょうどいい異能使いがいるだろ?そのおかげで今は遠慮なくこれがつかえるわけよ。本来ならあまりつかいたくはないからな」
キーラが俺に言うとブラードがキーラに血の固まった槍をぶん投げる。
「このバケモンがぁ!」
「今の俺様には褒め言葉だな。そしてそんな攻撃きかぬ。なんせ今の俺の体は自分でも制御できないくらいの火力になるからな」
キーラはブラードの血の槍を掴むとそれを燃やし尽くす。
「なんやて!」
「さてバサラやショドウが頑張っている間に3人でこいつらを片付けようか」
キーラは余裕そうに言うとキーラに向けてすごい量の水が放たれる。
「なんだこの水は?ちょうどいい温度になるが?」
キーラが余裕そうにいうとブラードとさっき一緒にいた女、アクテルが手から水の球を出し
「ブラード。私本気でやってもいいわよね?」
「ああ。かまへんで。アクテル。全力でやり」
ブラードが言うとアクテルと呼ばれている女が俺たち3人に異能で攻撃してきた。




