ブラードの怒り
俺たち3人はクレイダルを殺した後少し休憩をとり、その後できるだけ早くキーラのもとに向かう。
数分くらい歩いてキーラとは合流できたがそこではキーラがなぜか地面に倒れていた。なんだあいつの周りやたらと血が出てるけど別に死んだりしてないよな？ただの出血多量とかで倒れてるだけだよな？
俺がキーラを見てそんなことを思っているとヴラッド組組長ブラードがキーラの体を見ながらニヤリと笑い
「いやぁそいつは強かったで。わいの組の新入りを簡単に殺してくれたんやからな。でもふいうちで結構背後を深くさしたしもう動かないんやないの？ご愁傷様やね！」
「お前、組長なのに仲間が死んだことを悔やんでないのか」
俺はブラードに聞くとブラードは「せやなぁ」と答えた後に
「新入りが死んだとこでなぁ。期待はしとったけど死んだなら死んだでそれだけの話や。死んだらただの体が残る邪魔なものみたいなもんや。残ったなら残ったで有効活用はしたるがでもキーラに燃やされてしもうたしなあ」
ブラードが俺に言った後にペロちゃんは
「残念ながらあなたのとこのNo.3？だったかしら？そいつはこの偉大なる最強男ショウちゃんがボコしたわよ」
ペロちゃんが言うとそれを聞いたブラードは機嫌が悪くなり
「それについては流石に堪忍できんわ。クレイダルはわいともう1人No.2のアクテル・クーと3人でヴラッド組をはじめた最初の仲間やからな。お前だけは絶対許さへんでショウ・マスラギ。ペーロス・ロコ」
ブラードは主に俺とペロちゃんを睨みながら言うとブラードの隣に顔の鼻の部分にバツじるしの傷がある黒い肌の女が
「そいつがクレイダルを殺した奴ら？」
「そうやアクテル。あの2人にクレイダルはやられたんや。あの2人以外のモブは関係あらへん」
ブラードがモブというとモルクはブラードに怒り
「誰がモブよ！失礼なやつね！」
モルクは異能を使い石の弾丸をとばすがブラードはそれを避けるまでもなく素手でうけとめる。
「な！」
「この程度のモブがわいと喧嘩しようとすんなや。あ？身の程をしれ。ザコモブが」
ブラードはモルクのとばした石をモルクに投げとばす。モルクは瞬時に石の盾をつくって防いだがブラードの投げた石の威力は強く、モルクの体を貫通することはなかったが石の盾を貫通し、モルクは腹部に自らの異能をくらい気絶した。
「モルク！」
「安心せいや。殺す気で投げとらん。死んでないはずや。本当にザコのザコモブならな」
