ショドウ
「コウク先輩は異能空間を知らないんですか?」
「知らないね。自分の異能を極めたらそれらしいことが起きるとは聞いたことがあるが」
異能解放はやはり異能を極めたものにのみつかえるのか。
「それよりコウク先輩。2年生の奴らは?」
「僕は知らないよ。彼らは自由だしそのままにしておけばいいんじゃないかな。それにあの子、ショドウは口は悪いけどかなり仲間思いだからね」
ショドウ先輩が仲間思い?へー。よく知ってるなコウク先輩。
「コウク先輩よくショドウのこと知ってるね。どうして?」
「んー。まぁあいつは意外と有名だよ。ただキーラ?ってやつに負けてからはあまりきかなくなったけどね。あいつは初めて戦う相手に対しては最強の男だよ。確か異名は」
コウク先輩がショドウ先輩の異名を言おうとした時、潰れたテルベル社に
「おい。コウク。俺様の異名を簡単にバラすんじゃねぇよ」
ショドウ先輩だけ俺たちの前に現れる。
「ショドウ先輩。無事だったんですね」
「はん!あたりめぇだろ。俺様を誰だと思っていやがる。だが他の奴らはかなり大怪我をしたからな。俺は学園に電話して帰ってもらった。めんどくせぇけどてめぇらと行動しろって言われたんだよ」
他の奴らを普通に学園に返すとは確かにいい人なのかもな。
「俺たちと協力しろって、テルベル社はこの様ですしどうするんですか?」
俺はショドウ先輩に聞くとショドウ先輩は
「俺様達は職場体験は終わりらしい。それっぽいことができていないがな。だがまぁそれに近いことで俺たちに招集?がかかっている」
招集?俺たち学生にか?
「俺様達は強い?部類に入るらしくてな。それのせいである場所に行くことが決定したらしい。俺様のチームメンバーは実力不足だからそれもあってかえしたしな」
なるほど?何か危ないことでもさせるつもりか?学園の奴らはもうそこまでたてなおしているのか?
「俺様達はこれからこの街の罪人達の集まる場所。アクロバート大監獄に向かう」
アクロバート大監獄?どこだそこは。聞いたことがないぞ。
「アクロバート大監獄なんて俺は知らないぞ。コウク先輩は?」
「僕も知らないな。ヒールは?」
「知らないわ。興味もないし」
俺たち3人は知らないと騒いでいるとショドウ先輩は
「知らないのも無理はないだろうな。俺様でさえ知らないのだから。この街の偉い人達と大企業の強い用心棒などしか知らないらしい。そこに向かうために俺様達はアクロバート刑務所に向かう」




