ザ・マッスルとマイシャウト
俺たち3人を戦闘空間移動の光が包み込み、戦闘空間に移動すると目の前にはギュウチームの3人がいた。
「なんですか?こんな強制的に私達を戦闘空間に移動させるなんて。なんのつもりですの?」
モルクは3人に言うとアデンが前に出て
「さっき子猫ちゃんはこのアデンをあの2人と一緒な扱いをしたよね。それは許せないな」
アデンはモルクに殴りかかる。モルクを殴りかかった時アデンは長袖の学生服を着ていたのだが両腕が筋肉ムキムキの腕へと変化していた。
「ふー!ふー!こんなアデンにあわない異能。使いたくはなかったけどあの2人と一緒にされると腹が立つからね。子猫ちゃん相手でもこの異能で潰してあげるよ」
なんだあの腕の変化は。いやそれよりモルクのやつは大丈夫か?戦闘空間の壁に激突したが。
「モルクー。大丈夫か?」
俺は戦闘空間のモルクが激突した壁側までに向かうとモルクが腹をおさえながらも立ち上がる。
「え、ええ。大丈夫、ですわ。た、ただ油断して腹部が少しやばいですわ。私も咄嗟に異能で石を少し大きめに作ってガードしましたから」
よろよろ立ち上がりながらもモルクは俺にいう。これは想像以上にやばそうだな。俺が相手をせねばならんかな。あいつは。
俺がアデンの近くにまで移動し、アデンの前に立つとアデンはゴミを見るような目で
「あ?なんだ虫。お前はどいていろ。アデンは子猫ちゃんの躾をしなければいけない。このアデンの異能、ザ・マッスルだよ!」
「ぷ。ザ・マッスルとか。ナルシストぶってるくせに筋肉の異能かよ」
俺はアデンが俺を攻撃対象にするようにあえて挑発する。
「人が気にしていることを!だがアデンのザ・マッスルはその汚い口を塞ぐためにあるんだよ!アデンをバカにする奴らはこの異能で全員ねじ伏せてきた!アデンの異能は自身の腕力を3倍まで強化出来るんだ!アデンの攻撃で潰れろ!」
アデンは大振りで俺に殴りかかった後俺はアデンの攻撃を避けてアデンの腹部にまで近づくと腹を10発くらい殴る。俺なりに軽ーくね。
俺の腹部のパンチを受けてアデンはそのまま仰向けに倒れてきて俺は倒れてきたアデンを横に転がす。
「ほい。まずは1人」
「流石。強いなショウは。ジーノルド!僕達は2人がかりでショウを」
ギュウがジーノルドに言う前にジーノルドは俺がアデンを倒した直後に俺に近づき
「あの醜いナルシストに勝ったからといってこのジーノルドを舐めるなよ。俺っちの異能、マイシャウトをくらいやがれ!」
ジーノルドは俺の前で息を思いっきり吸うと「あー!」と戦闘空間に響くくらいに叫ぶ。俺はジーノルドが叫ぶ前にある程度の距離を保って耳を塞ぐ。あっぶな。あれ近くで受けてたら俺耳やられてたぞ。戦闘空間の中でだけどな。
 




