アモウ隊撤退
「うちの隊長に剣を気安く向けんなや」
「っ!」
レクイはチージと距離を取るとチージは逆にレクイに接近し、レクイに蹴りかかる。レクイはチージの蹴りを腕でうけとめレクイの腕からにぶい音がする。
「ぐっ!」
「みたところ君の異能は剣を使った何かしらの異能。剣で振りかぶるというかなんというかふりきると使える異能かな」
「それを教えるつもりは毛頭ない!」
チージの受けとめた腕と反対側の腕でレクイは腕に攻撃するがチージはレクイの攻撃を避けてチージの横腹を蹴る。
「がっは!」
「弱い。弱いぞ君。なんで弱いのにうちの前に出てきた?そんなに死にたかったのかな?君は」
「死にたい、わけ、ないだろ。だが、な。男にはやらなきゃならない時があるんだよ。会長をアリサを傷つけたやつを見逃す、わけにはいかねぇ!」
レクイはまたもチージに斬りかかるがチージはレクイの攻撃を避けレクイの両手の指を全て足で蹴り折る。
「ぐぁぁぁぁぁ!」
「これで君は剣を持てなくなったわけだがどうする?うちは隊長みたいには甘くはない。今回の作戦、隊長は学生は殺すなと言っていたがそんな甘いこと言っていたら他の隊に隊長が舐められてしまうからな。うちはそれは嫌だ」
「は、はは。どう、やら、私らの根本、的なものは、似てるよう、やな」
レクイは顔をひきつりながらチージに言うとチージは
「遺言はあるか?それくらいなら聞いてやる」
「遺言?私が、逆に聞いてやる、よ!」
レクイは足で地面に転がる自分の剣を蹴り飛ばすとチージはレクイの攻撃を避ける。レクイが蹴った剣は学園長室の壁を見事に一刀両断していた。
「なるほど。これが君の異能か」
「は、はは。これが、ダメだったならもう、私は終わりだな。でしゃばるんじゃ、なかったな。死にたくねぇな」
チージはレクイの顔面を軽く蹴り正面の壁に激突させる。チージの攻撃を受けたレクイは壁に激突した反動で意識を失った。
「こいつは利用価値があるな。殺そうかと思っていたが予定変更だ。さてと。コウロのやつはまだかな」
チージはレクイを倒して数分後に学園長室前にてコウロと合流し、アモウの異能でエンドレアス学園から逃げていった。
ショウ達がいない間にエンドレアス学園で警備に雇った多くの用心棒は死に、生徒、教師共にかなりの負傷、被害を負ったことでエンドレアス学園は今回の件で大打撃を受けることになった。




