アモウの敵
「ちっ。はずしたか」
「あんさん。わいに攻撃してきたってことは死ぬ覚悟があるってことでいいんでんな?」
「はっ!誰に向かって口をきいているんだか。このボルゴレアさまに対しそんなこと」
ボルゴレアはアモウに名乗るとアモウの前に現れていた人、女が
「ボルゴレア。余計なことは喋らず手だけを動かしなさい」
「はい!申し訳ありません!アカネ様!」
ボルゴレアはアモウの近くにいた女、アカネに言うとアカネは「はー」とため息をつきながら
「もう少しまともにしておくんだったわ。私に忠実にしたらこんなバカになるとは思わなかったわ」
「へー。あんさんがアカネかいな」
「そうです。私がアカネ・カザマツです。それで私に何のようですか?」
「いやなーに。かるーい挨拶に来ただけですわ。わいは今日はついででっからな。ま、事故で殺してしもたとしても恨まんといてな」
アモウはアカネに向けて異能を放つとアカネはアモウの異能を避ける。
「あら。わいの異能を避けるなんて」
「攻撃するときお前は対象の顔を見る。そしてまっすぐにお前の異能、空間切断?だったか。そのキューブがあらわれる。ちがうか?」
「初見でわかるってあんさん。天才かいな」
アモウがアカネに言うとボルゴレアはアモウに攻撃しまくる。
「オラァ!オラァ!」
「こいつの攻撃はまっすぐやからわかりやすいでんな。あんさんがこんなやつをつかうなんて頭がええんか悪いんかわからんな」
ボルゴレアの攻撃を避けながらアモウはアカネに言うとアカネは
「バカじゃないわよ。私は割と厳選しているのよ。こいつはたしかにバカだけれど異能は当たれば強いわ。それにね」
ボルゴレアは手アモウに向けたかと思うと
「雷砲!」
手から小さな雷の球をアモウに向けて放つ。
「おおっと!」
「こうやって鍛えてあげればこいつの異能はまだまだ育つ。バカみたいな使い方をしていなければこいつは成長性は高いわ」
アカネはボルゴレアの雷砲をアモウに見せた後にアモウは
「ほんなら先にあんさん自慢の雷使い、やらせてもらいまひょか」
「残念ながらお前はもう詰んでいる」
アモウが「なんて?」とアカネに言うとアモウの背後に急にまた男が現れ
「貴様。愚民のくせになぜ俺の前に立つ。俺の前ではひざまづけ」
アモウは急な言葉に対処できず男の言葉通りそのまま男の前でひざまづいた。




