目覚めた異能
「コウロ!あんたコウロじゃない!あたしとバサラはかなり心配していたんだよ!」
アザーはコウロらしき男に近づくと男は
「アザー。今日は別れを言いに来たんだ」
「・・・はは。そんな笑えない冗談いいから。はやくあの男を止めに行きましょ」
「悪いが冗談じゃないよ。僕は暗黒企業で異能を鍛えられた。それによって僕は本当に異能を使えるようになり自分自身にも自信をつけることができた。僕達はもうあの時僕が暗黒企業に行くと言ってから決別したようなもんだよ。だって僕はもう簡単に2人を殺せてしまう」
コウロは自信満々にアザーに言うとアザーは
「たいそうな自信じゃないか。ならあたしをとっとと殺すがいいさ。あたしのチームメイトが他の方に迷惑をかけるなんてあたしはいやだからね力づくでもあんたを止めるよ」
「止められるならとめるといいよ。僕の異能はSランク異能に匹敵するAランクの異能よりは強い異能だから」
アザーはコウロに殴りかかるとコウロは避けようともしない。
「あたしのパンチをくらって正気に戻りな」
「今の僕は常に正気だよ。むしろアザーが早く目を覚ましてって感じだよ」
アザーはコウロに対し殴りかかったつもりが気づけばコウロから殴る前と同じ距離くらい離れていた。
「あれ?」
「僕の異能は命に関して以外では弱点はないよ。蘇生とかの類ではあまりつかえはしないけどそれ以外なら僕の異能は最強さ」
「最強?あの弱気だったコウロがそんなこと言うなんて。頭のなかでもいじくられたの?あたしは心配だよ」
「心配なんてしなくていいよ。頭はいじくらるりていないし僕は正常だ」
アザーはまたもコウロに殴りかかるがアザーはまた殴る前の位置に戻る。
「な、何!あたしになにをしたの!コウロ」
「何もしていないよ。僕の異能は対象の行動をなかったことにすること。今だとアザーが僕に殴りかかろうとしたからその殴る前提をなかったことにしたんだ。だからさっきからアザーは僕に近づけていないんだよ。言い方を変えると近づいてはいたけど攻撃もできてはいたけど当たるにまではいたってない感じかな?」
「じ、冗談が上手くなったのねコウロ。そんな異能、あるわけないじゃない」
珍しいようなものを見る目でアザーは言うとコウロは
「理解しなくてもいいよ。それは承知の上だから。だからこそ僕は1人になる必要がある。そしてあの人についていく必要も」
コウロがアザーに近づき手を振り上げた瞬間、コウロの背後に誰かが近づきコウロに体当たりした。




