セイン・カーウ
数分かけて急いで山頂に戻ると先生達が必死に混乱している1年生をまとめていた。
「先生なんなんですかこの状況は!僕は殺されるかと思いましたよ!テーテロのやつもそうですけど僕ら生徒を殺そうとしたあの人たちはなんなんですか!」
1人の生徒が怒りのままに先生に言うと先生は生徒をなだめていたがキーラの横にいる人、あれは2年生か?
「うるさい1年生達ね。こんなことでいちいちギャーギャー騒いでいたらきりないわよ。1年生君」
「んだと?もともとあなたたち先輩がもっとはやく来てくれないからこんなめにあっているんだよ!同級生の操り人形になるってどんな気持ちかわかるか!」
1年生の男はキーラの隣にいた白く髪の長い女性の先輩に言うと
「ほんと今年の1年生は差がありすぎるわね。ショウ・マスラギ君やギュウ・ナロタ君みたいな強い生徒はいるのにあなたみたいな弱い生徒がいるなんて本当悲しいわ。悲しすぎるわ」
先輩は1年生の男に対し言うと1年生の男は頭にきたのか
「お前先輩だからと調子にのるなよ。僕の異能、アーム獣化は僕の腕を獣のようなものに変え力を何倍にも増やす異能だぞ?Bランクいのうだ!ショウやギュウみたいな異能がちゃんとわかってないやつと一緒にしてもらっでは困る!」
1年生の男は異能を使って腕を獣化させ両腕の毛がふさふさになり爪が鋭利になる。俺はこんなことで異能を使うのは馬鹿げていると思いとめようとしたがペロちゃんが
「大丈夫だよ。ショウちゃん。セインに任せておけばいいから。あいつああ見えてかなり強いから」
ペロちゃんが言うので俺はそのままセインとペロちゃんが言った女性と1年生をそのまま見物する。
「先輩だからって調子にのるんじゃねぇよ!このアホが!」
「アホとは失礼な後輩ね。後輩をただすのも先輩の務めだと思わない?ねぇキーラ」
セインはキーラに対し言うとキーラは頭をかきながら
「はぁー。はやくすませちまぇよな。ったく。同い年にはなんでこう不気味な女が多いんだか。可愛いのは俺様の彼女くらいだぜ」
「不気味だなんて失礼しちゃうわよ。全く」
セインは余裕そうにほおを膨らませていると
「僕を前にしてその態度、許せませんね。少し大怪我しとけや!」
1年生はひっかきにかかるとセインは1年生の攻撃を避けて、避けた後に1年生の男の足をひっかける。
「おわわ」
「あららー。ちょろいわねー。ちょろすぎて笑いそうだわ。あは!」




