戒めの空間
ストースは手を前に構えると
「それじゃ少しばかりあそぼうか。生徒諸君」
ストースは異能で杭を地面から高速で俺たち3人に向けて放つ。さっきと同様に俺は殴って破壊し、ペロちゃんは凍らせて粉砕、マルも杭を爆破させて無効化する。
「この程度かよ。ストース」
俺が名前を呼び斬る前にストースは瞬時にマルの近くに移動し
「まずは君からだ」
マルの腹部を思いっきり殴る。
「がっ」
「マル!」
マルは近くの木に激突し気絶する。
「こいつは1番弱いからな。ちょこまか動かれちゃ厄介だ。そしてお前ら2人は強い。それはわかる。僕でも君らに勝てるかはわからないだがね勝利を確実にする方法はある」
ストースは空に向かって片手を上げると
「異能解放、戒めの空間」
俺とペロちゃん、2人を別々の異空間へと閉じ込める。なんだこの異能空間は!こんなタイプのは見たことがない。
「僕の異能は杭を自在に操ること。地面から生やすこともできれば自分の手からとばすことも可能。そして異能空間、戒めの空間は対象にした者を狭い異空間に閉じ込めそこで無限に生成される杭をうけつづける。戒めの空間が解除される方法は対象者の死か僕の死のどちらかだ。つまり君達2人はもう死んだようなものだ。ゴウ兄からは学生は殺しては行けないって言われたけど君達2人を生かすのはやばい。そう僕の直感が言っている。だからさようならだ」
ストースは指をパチンとならすとストースの使った異空間から一斉に杭が生えてくる。
ふん。こんなもの簡単に砕けるわ!
「おらおらおらおらぁ!」
俺は無限に生えてくる杭に対し攻撃しまくり杭を破壊しまくる。
「無駄無駄!僕の異能空間、戒めの空間は無限に杭を出現させる。抵抗するだけ苦しみが増えるだけ。さっさとやられて楽になるといい」
ストースが俺とペロちゃんに言うが俺は異能空間を無理矢理こじやぶる。
「・・・は?」
「あー。俺あんま目立ちたくないからこういうことはしたくないけどよ。この程度の異能空間なら楽に破壊できるぜ」
「ば、ばかな!ありえない!異能空間を無理矢理破壊するだなんて。しかもただの学生風情が!」
俺がストースの異能空間をやぶった後ペロちゃんも同じくらいのタイミングで異能空間をこおらせて消滅させる。
「あ、ショウちゃん。やっと出て来たの?私ショウちゃん出てくるの待ってたんだよ。この程度の異能空間なら私簡単にやぶれるし」
ペロちゃんが俺に言った後にストースはかなり驚いていた。




