ストース・バウアー
俺が完全に奴を、シンクを戦闘不能にすると異能空間はとけ、外で待っていたのかマルが俺たちに近づいてくる。異能空間に囚われていたのは俺とペロちゃんだけだったのか。
「ペロちゃん。大丈夫だったか?」
「ふふ。誰の心配をしてるのかしらー。でも心配されるのもなんか悪くないわね。ショウちゃんありがとね」
「何心配するのは当たり前だよ。それよりも」
俺は地面で動けなくなっているシンクを見るとシンクは
「何を情けをかけている。はやく殺せ。俺様は負けたんだ。俺様の命は貴様らに扱う権利がある」
「命を扱う権利があるなら情報を吐けと言えばはくのか?」
「俺様に答えられる範囲ならな。それで?何が聞きたいんだ」
シンクが俺たちに聞いた瞬間シンクの体の上に何か杭のようなものが降り注ぎシンクの体を貫いていく。
「が、っは」
「ス、ストース、兄ぃ」
シンクは俺たちにゆっくり近づいてくる男に対し言う。
俺たちの前に現れた男は金髪で髪の毛がかなり長く襟足が特に長かった。腰にまで髪が伸びており上半身は裸で下は黒の長いズボンを履いていた。男の体には誰かを殺しまくったのだろうか全身血まみれだった。
「シンク。お前ならわかるだろ。僕達にはもう後がない。だから弱い奴はいらないんだよ」
「は、はは。弱い、か。そ、う、みえた、のか」
「負け即ち弱いだよ。ベールのやつはまだ使い道があるから生かしておく。シンク。お前はもう用済みだよ」
俺たちの前に現れた男はさらにシンクの顔面に杭をさしこみ、顔面に杭がさしこまれシンクはそのまま動かなくなった。
「弟達がせわになったね。僕の名前はストース・バウアー。バウアー家次男にしてバウアー組の副組長だよ」
ストースと名乗った男は挨拶がわりにか俺とペロちゃん、マルに杭をとばしてくる。
「おらぁ!」
「ほい」
「爆破!」
俺は殴って砕き、ペロちゃんはこおらせ、マルは爆破で杭を跡形もなくする。
「流石にこの程度じゃやらせてくれないか。君たちは学生さんかな?」
「そうだよ。俺たち全員エンドレアス学園の生徒だ」
俺はストースに言うとストースは
「君たちにいい情報をやろう。このタグラザキ山にいる学生服きたやつ以外は僕と兄さんで全員殺した。だからあと生き残っている君たちからの敵は僕と兄さん。戦えないけどベールだけだよ」
ストースは俺たちに言う。
「なんでそれを俺たちに教えてくれるんだ?」
「それは君たちがここまで頑張った敬意だよ。まさかシンクもやられるとは予想だにしなかったからね」




