シンクの奥のて
「えー。分身を増やしたところで意味はないわよーなんせ」
ペロちゃんはシンクの分身をこおりづけにする。
「こうやって一気に凍らせるんだから」
「ふん。分身の使い方にはいろいろある。それに俺様の分身にはな」
またシンクは大量に分身を生産し
「数に限界がない。だから楽しませてやるよ!」
数でまたペロちゃんに襲いかかりペロちゃんは何度もこおらせる。それを見ていた俺に対しシンクは俺に剣を向け
「おいおい。よそみをしている暇はないぜ。お前の相手は俺様が直々にしてやるんだからよぉ」
シンクは剣で高速で斬りかかり俺はその攻撃を避ける。
こいつは今まで戦ったやつで上位にくいこむ強さだ。だがな
「あいにくと俺は誰にも負けねぇんだよ。上級生以外にはな」
「意味のわからんことを。俺様の剣を避けたことは大したことだと褒めてやろう。だがなぁ。俺様の剣の速度はまだまだあげれんだよ!」
シンクはさっきよりもはやい剣撃を俺に向けるが、俺はその剣撃すら避ける。
「は、はぁ?」
「どうした。その程度か?ならもうお前はもう負けだな。この程度のスピードなら俺には通じないからな」
「ば、ばかな!ありえん!俺様の剣のスピードはかなりはやいんだ!お前如きにとらえられるわけがない!」
シンクは何度も剣で攻撃するが俺は避け続ける。
「現実をうけいれろ。今起きていること。それが現実だ。俺とお前では格差がありすぎる。それだけだ」
俺がシンクに言うとシンクは実力差が認められないのか
「ありえん!俺様の剣は学生如きにやられるほど遅いスピードではない!こうなれば、奥の手を使うしかない、か」
シンクは一度剣をおさめ、ペロちゃんに向けていた分身も消す。
「あら。もう諦めたの?ま、私とショウちゃん相手じゃ仕方ないよ!よく頑張ったほう!努力賞をあげよう!」
ペロちゃんが言うがどうやらシンクは諦めたわけじゃないらしい。こちらにかなりの殺意を向けている。
「ペロちゃん。油断しない方がいい。こいつはまだ諦めてない」
「えー。大丈夫だよショウちゃん。私とショウちゃんに勝てる奴なんてこの世に存在しないから」
ペロちゃんは笑顔で俺に言う。たしかに、確かに俺に勝てる奴なんざこの世にはいないと思う。だが慢心はだめだ。いくら強かろうが慢心し負ける奴などいくらでもいる。
「異能解放。分身の世界!」
シンクが叫ぶと俺とペロちゃんは異能空間にとりこまれた。




