ペールの異能
「そらそらそら!どうしたどうした!あたいの攻撃を避けるだけで精一杯か?」
ベールは距離をおきながら俺にビームで攻撃してくる。
「全くじゃあかしいぜ」
「じゃあかしい?言い訳にしか聞こえないな。この程度なら噂のショウ・マスラギってやつもたかがしれてるわね。せっかくあたい達の組を広めるためのでかい広告のための贄となってもらおうと思っていたのに。残念だわ」
あ?この程度?仕方ないな。本当は使いたくはないが。マルやペロちゃんもいるがこの際仕方ない。舐められたままじゃいけないよな。
「異能解放」
「・・・え?ちょいちょい。お前無茶すんな。異能解放は自分の異能を極めたものにしか」
俺が異能解放というと瞬時に数字が浮かびあがる世界に変わる。
「やっぱりショウちゃんもつかえたのか。ま、そうでないと面白くないわね」
「な。なんだこれ?何で数字が浮かび上がって」
俺の異能空間に対し、ペロちゃんは楽しみ、マルはかなり驚いていた。ま、無理もないか。異能空間はつかえるやつは少ないだろうな。
「バ、バカな!そう簡単に異能空間をつかえるやつなんて」
「残念だけど世界は広いんだ。それにお前のようないきったやつにも教育してやらねぇと行けねぇからな」
「ぬかしな!あたいがあんたら学生如きに負けるわけないのよ!」
ベールはまたビームの異能を使うが俺には既にベールの異能を使うタイミングがよめるので瞬時に懐に入りベールになぐりかかる。
「ふ、馬鹿の一つおぼえね。異能空間を使えるのも奇跡的でしょ。これで終わり!」
ベールは目からビームを放つが俺はそれも避ける。
「な!」
「生憎と俺はこの異能空間のなかじゃお前の動きはすでによめている。だからお前の負けだ。ベール」
俺はベールの腹部を思いっきり殴るとベールは一撃で気絶する。
少し力を入れたからな。骨がいってなきゃいいんだが。
「流石はショウちゃん。やっぱり異能空間つかえたんだね」
「ああ。つかえるようになったのは最近ですけど」
「なぁーに言ってるの。使えるだけすごいわよ」
俺が異能空間をといたあとにペロちゃんとマルが俺に近づいてきてペロちゃんは俺のことを褒める。
「マル。無事だったか?」
「なんとか。テーテロがあんなやつとは思わなかったけど。下手をすれば私死んでいたかもしれない。ありがとう」
「当たり前だろ。お前は俺のチームメイトなんだから遠足で班が違ったところで助けるに決まってるだろ」




