ベール・バウアー
でかい音のした場所にまで移動するとそこにはマルと知らない女が戦っていた。
「君!実にいい異能だ。あたいらの組にはいらねぇか?バウアー組によ。兄さん達にいえばきっと君を入れてくれるよ。なんせ爆発なんてド派手な異能なんだからね」
「断る。私は自分の意思に基づき行動する。他人の思惑で利用されるなどもはやこりごり。それにお前みたいな気持ち悪いやつといたくはない」
マルは知らない女に対しえぐい言葉をいう。
「へー。言ってくれんじゃん。ならド派手に始末してあげる!」
知らない女がマルに攻撃する前に俺は知らない女に殴りかかる。
「おらぁ!」
「およ!」
俺の攻撃をマルと戦っていた女は瞬時に避ける。
「新手か。ま、別にいいけど。何人こようがあたい、ベール・バウアーには勝てないだろうからね!」
ベールと名乗った女は俺に殴りかかり俺は避けるがベールは殴った腕の拳のグーをパーに開き
「ショウ!気をつけて」
マルが俺に対し叫ぶ。俺はマルと叫びと直感でやばいと感じ後ろに下がると
「びぃぃぃぃぃぃむ!」
ベールは手のひらからビームを出し、俺はビームをもろにくらう。
しまった!横に移動すりゃよかった!
「どーよ!あたいの異能。ビームのダメージはよぉ。派手でしょ?ね?ド派手っしょ」
「へ。威力はそこまでないがだが芸当にしては派手なんじゃねぇか?」
くそ。わりとダメージくらったな。けっこう痛かったしくらった腕の部分がまだひりひりするぜ。
「芸当。芸当ねぇ。あたいの異能は芸じゃなくド派手な異能なんだよ!」
ベールは今度は手の指5本から細いビームをそれぞれ一本ずつで出してくる。俺の異能とは相性もくそもないがめっちゃやりずれぇ!
「はっはっは!踊れ踊れ!あたいの異能でド派手に踊れ!」
ムカつく異能だがこの程度ならまだ当たらずには済む。避けながら行くのはかなりしんどいけどな!
俺はベールにまで一気に近づくとベールの顔を殴りかかるとベールの目が急に光だし
「ま、まさか!」
俺は咄嗟の判断で顔に当てる予定だった拳を引っ込める。すると予想通りやつは目からビームを放ってきた。
「何よけてんだよー。今のビームくらっておけば君の片腕とおさらばできて尚かつド派手な演出ができたでしょ?君の切断された部位から出る血って言うド派手なやつ」
「はっ。ド派手なんかじゃなえよ。君が悪いだけさ」
なんとか奴の今の攻撃は避けれたがさてどう対処しようか。




