色黒男
数十分後にタグラザキ山の頂上につき、テーテロの後には誰にも襲われないで普通に着くことができた。
「ふぅ。やっと着いたな」
「そうねー。お疲れ様。リノちゃんはここに置いてー」
俺はペロちゃんに呼ばれるとペロちゃんは保健の先生、マキちゃん先生を連れてくる。
「もう何よペロちゃん」
「先生に頼みたいことがあるのよー。ねーお願い。男性教師ナンパしてデートを何回も遊び回って男をはべらせてること黙ってるからさー。私のお願い聞いてよー」
ペロちゃん。そんなでかい声で言うことじゃないだろ。流石に可哀想だぞ。
「別にいいわよー。私先生の間じゃ嫌われてるから。別に普通にお願いは聞くからそんな脅さなくても平気よ」
マキちゃん先生は氷漬けにしてあるリノの遺体に近づく。
「マキ先生は回復はできても生き返らせるのは無理だろ?」
俺はペロちゃんに言うとペロちゃんは
「ちっちっち。ショウちゃん。お楽しみはこれから。そんな焦らないで。誰もマキちゃん先生だけとは言ってないわ」
マキ先生の後ろから体の色が黒くショートヘアーの男性がゆっくり歩いてくる。
「なんで俺がこんな山中まで来なきゃ行けねぇんだよ。あー。家で在宅ワークしてぇ。山汚ねぇからやなんだよ」
「うるさいんね。家でニートの引きこもりのくせに。お小遣いあげてんだから大人しくやりなさい。在宅ワークなんてしてないでしょ」
「何言ってるんだよ。姉さんちゃんと在宅ワークしてるよ。酔っぱらって帰ってきた姉さんの介護とか愚痴聞いたりさ」
それは在宅ワークとは言わんだろ。なんでこんなやつ連れてきたんだペロちゃん。
「あー。ショウくん。この馬鹿っぽいやつは私の弟のシャー。こいつの異能は使えるのよ。今回に限ってはまだね」
今回に限っては?なんだ?こいつ変なやつの割には強い異能なのか?回復系で。
「シャーの異能はその日死んだ人を生き返らせられる異能。ただシャーの異能は特別でね条件をクリアしてないと使えないの」
「条件?そんなめんどくさいのか?」
「ええー。厄介ね。もうわがまま感覚に近いわよ。シャーの異能がきく条件は体が綺麗なままでなおかつその本人が生き返りたいと思っているか。それの条件が満たされていればこの生徒は生き返るわー。だから私の異能で完全に治したのよー」
確かにそれは難しい異能だな。体が綺麗だなんてマキ先生か他の回復異能持ちがいないと使えないな。シャーの異能。




