行方不明のマル
「なぁ!」
「あらあらあなたの大事な大事なおててが氷まちたねー。大丈夫かな?」
「っ!馬鹿にするなこのあまぁ!」
テーテロはペロちゃんに凍らされていない方の手で殴りにかかるとペロちゃんはその攻撃を簡単に避けもう片方の腕も凍らせる。
「あぁぁぁぁ!」
「うるっさいわね。大の男が腕2本凍らされたくらいでぴーぴー喚くんじゃないわよ。卑怯なくせに痛みには弱いよな。クズ人間はさ」
ペロちゃんはテーテロに言った後にテーテロの凍った腕を砕く。
「わ、私の!私の腕がぁぁぁぁぁぁ」
あまりの痛さにかはわからないがテーテロはそのまま白目をむいて地面に倒れる。
テーテロが気絶した瞬間周りの生徒達は戦闘をやめる。
「やった、体が言うことをきく!やっと俺は自由になれたんだ!」
「私も自由だわ!テーテロに操られて人生おかりかと思ってたけどありがとう!助かったわ!」
テーテロに体をあやつられていた生徒はペロちゃんに近づき感謝のお礼をしていく。
「はいはい。わかったからはやくみなさん山頂に避難してくださーい。今は試験は中止しているのでみなさん山頂まで護衛するからはい登って登ってー」
テーテロに操られていた生徒達が山頂に登って行く前に俺は操られていた生徒の1人に
「なぁ。マルってやつ知らないか?やつもテーテロ班にいたらしいんだがどこに行ったかわからないか?」
「マル?んー。ごめん僕たちただ操られただけで誰が誰だかわからないんだ。さっきあやつらている時に戦っていたやつの名前すら知らないからね」
そうか。ならばどこを探そうか。マルのやつ一体どこまで
「だけどテーテロのやつ2人先に山を登らせていたな。男1人と女1人、女は確か爆発の異能を使っていたような」
操られていた生徒の1人が俺に言うと俺は
「そいつが多分マルだ。先に山頂に向かったんだな?」
「その人がマルなら多分ね」
マルなら先に登った方がいいな。だがモルクのやつも気になる。あいつが今どうなっているかわからないが大丈夫だろうか。こんなに暗黒企業の傘下がいるなら多分襲われているはずだ。しかし氷漬けのリノを置いて行くわけには行かないし・・・。
「ショウちゃん。先に頂上に向かいましょう。そこの白目向いてるやつは放置でいいから。リノの体を背負って先に山頂に着いてから気になる人を探せばいい。大丈夫よ。ショウちゃんのチームの奴らならそう簡単にやられはしないわよ。きっとね」
・・・そう、だよな。かなり心配だが、だがいつまでも俺があいつらといてやれるわけじゃないから先に頂上に向かってリノを置いてから探しに行くか。




