テーテロ・ロッサ
「クライス。なんでここに」
「・・・わけは聞かないでくれるとありがたいです。大人しくやられていただけると助かります」
クライスは紙の剣で俺に何度も突きかかり、俺はリノの体を持ちながらにより少しかすりながらも攻撃を避けたりする。
「く!」
「あっはっは!はーっはっは!笑えるよ大爆笑ものだよ!あの1年生でテンダーランク実質1位の男がこうも踊らされているのは実に滑稽だ!」
ものおとなしそうな男が声を荒げて嬉しそうに笑う。こいつはなんだ狂ってるやつなのか?
「私はね。どんなずるい手を使おうが常に人より上に立ちたいのさ。まずは最初に1年の頭をとってやろうかと思えばお前みたいな化け物がいるからな。流石の私でも実力で化け物には勝てん。だからこそ頭をつかい、異能をくしし、お前をテンダーランク1位から蹴落とす!」
ものおとなしそうな男は言うと俺はクライスの攻撃を避けながら
「卑怯な野郎だな!男なら正々堂々ときやがれ!」
「は!今更古いんだよ!そういうのはよ!」
俺はクライスの攻撃を避けながら男に言うが正直クライスの攻撃を避けながらはきつい。リノの体を落とさないようにというのもあるがクライスも何気に強いからな。
「クライス!お前ほどのやつが何であんな奴にいいように扱われているんだ!俺はみていて悲しいぞ!」
クライスは俺の耳もとくらいにまで近づくと
「すまんな。実は私は奴の、テーテロ・ロッサの異能のせいで奴の指示から逃れることができない。奴の異能は人を屈服させたときその人を自害意外で操れるということ。自害はかならずさせられることはない。そしてこの異能を解除するにはテーテロを気絶させるしかない」
あいつはテーテロというのか。確かにクライスはテーテロってやつと組んだと聞いてはいたが。
「おいおいおいおいおいおい!クライス。誰が私の異能について喋っていいと言った?え?」
テーテロはクライスにいうとクライスは急に苦しみだし
「あ、がっ」
「私の支配から少し逃れていたようだ。ならばもっと君が絶望することをしてやるしかないなぁ。なぁ!そうだよなぁ!」
「や、め、て」
クライスはテーテロに必死にいうとペロちゃんが前に出て
「私は今の戦いそこの女とショウちゃんだけの戦いなら黙ってみていようかと思ったけどあんた。少しやりすぎたねー。流石の私でも怒ったよー」
「あ?誰だよ。私の壮大な計画の邪魔をするならだれであろうとようしゃしないぞ?おんなぁ!」
こいつまさかペロちゃんのことは知らないのか?学園で有名なのに?
「へぇー。私のこと知らないんだー。命知らずだねー。そぉーれ」
ペロちゃんは手始めにテーテロの片腕を氷づけにした。




