キョウノの異能
「テレポート?そんなわかけないだろ。とりあえず貴様は死ね!」
カバネはマダラカの体を大きな爪で引っ掻こうとするがなぜかカバネは引っ掻く前にとまる。
「あ、れ」
「ふ、間抜けめ!隙だらけだ!」
マダラカの影から出てきたカゲルアはカバネの顔面を縦十字に斬り、カバネは斬られた顔をおさえながら俺がいる場所にまで下がってくる。
「ば、ばかなぁ。な、なんで俺は攻撃を」
「お前は俺のパンチを思いっきりうけて無理やり自信の異能でこちらにきた。それで体がおいついていないんだろうな。自慢じゃないがさっきのやつは軽く1人やれるくらいのパンチだからな」
俺はカバネに近づいて言うとカバネは
「くそ!くそくそくそくそ!くそがぁぁぁ!」
俺はカバネの頭を掴んで地面に叩きつけてカバネを気絶させた。
「うわっ。えぐっ。めっちゃめりこんでるじゃないでやすか」
ヤスケルは俺が地面にくいこませたカバネを見るとマダラカは
「ヤスケル。お前は後ろに下がっていろ。できるだけ異能は使うな。わかったか」
「そ、そんな!なんで使ったらダメなんでやすか!おいらが異能を制御できていないからでやすか?」
「そうだ。後こっちには向くな。ショウ君。手を組んでもらって早々で悪いが俺たちマダラカ班は試験をリタイアするよ。ゆっくり山頂に向かっていくからショウ君達は先に行ってくれ。少し嫌な予感がする」
マダラカは血だらけになりながら俺に言う。確かにこれ以上の時間のロスは嫌だし、マダラカは治療しないと死んでしまう。
「マダラカ。お前かなり血が出ているが大丈夫なのか?」
「そのための私だからね」
マダラカの手の甲に生えた口が言うとマダラカの手の甲の口からびんのようなものが吐かれて地面に転がる。
「キョウノ、の異能は、こういうのに便利、なんだよ。回復できる液体の入った瓶とか、こうやって、遠くからで、ももらうことができる。まさに便利な異能、だ」
マダラカはキョウノの異能について話すと気が抜けたのか気絶し、カゲルアがマダラカに回復瓶を口につけて傷や体力回復する液体を飲ませる。
「私達が残ってマダラカ様の護衛をするから君達は先に行くといい。大丈夫。ここは任せろ」
「本当に大丈夫か?マダラカが意識を取り戻すまでは待つぞ?」
「構わないから先に行け。はやく!」
カゲルアは俺たちに言うのでマダラカのことはカゲルア達に任せて俺たちショウ班は先を急いだ。




