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最弱ランクの異能使い〜Dランク異能でも最強な件〜  作者: アークマ
遠足編

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「驚かせてすまないな。こいつはキョウノ・ロウコ。異能はこの通り対象にしたやつの体に口を繋げられるんだ。それとこれは気持ち悪いかもしれんがなかなかいい異能だぞ」

「一言多いのよ。マダラカは。私の異能はあんたの異能より使えるんだからいいじゃない」


 キョウノの異能?がマダラカにいうとマダラカは


「いやー。それを言われると俺は弱いな。ま、こういう異能と認識しといてくれ。もう1人はキョウノといるから会えた時に紹介する。じゃだいぶ遅れてるし進もうか」


 マダラカはしきって俺たちにいうと俺は


「待て。まだ俺たちの班の紹介を」

「あー。大丈夫。クライス以外は有名だからさ。とりあえずすすもうか」


 俺たちショウ班はマダラカ班につづく。


「さーてと最初の試験はどんなもんかな」

「大丈夫でやすよ!兄貴ならどんな試験でも簡単にクリアできるでやすよ!」

「なんで俺だけの試験になってんだ!お前も一緒にやるんだよ!」


 マダラカはヤスケルの体を掴んで前方に投げつける。

 おー。意外と力はあるんだなマダラカのやつ。まぁ異能はあんなんだからこれくらいはできてもらわないと。


「兄貴ー。何するんでやすかー。痛いでやすよ」

「お前がバカなことばかり言うからだこの馬鹿が!」


 戻ってきたヤスケルに対しマダラカはヤスケルをぶん殴ってまたさっきまでいた場所に戻す。


「なぁ。さっきからみてて酷いと思うんだがいつもああなのか?俺はクラスの奴らにはあんまし興味はないが酷すぎると思うぞ。あ、ギュウやアンさんは別な」


 俺はマダラカに聞くとマダラカは


「まぁそうだな。愛のムチ、とでも言えばいいか。ヤスケルのやつは幼馴染でよ。小さい頃からこんな俺を慕ってくれてるんだ。なら俺は男らしく大人っぽく面倒見ねぇとな。正直早く俺から離れてくれないかなとは思うけどな」


 マダラカは笑いながら俺にいうと


「じゃあ君。死んでみる?」


 急に俺とマダラカの隣に見知らぬ男が現れマダラカの体を引き裂く。


「ぐおっ!」

「マダラカ!」


 なんだ!こいつ、いつの間に俺たちの隣に。


「いいな。いいないいな!やはり人の血はいい!最高にうまいぜ!」


 マダラカを引き裂いた爪からのちを舐めながら男は言う。

 男の見た目は上半身が裸で下は短パン、髪の毛はオールバックで長く野生児のような見た目だった。特徴的なのはまさに巨大な爪。手に巨大な爪のような武器を装備していた。


「てめぇ何もんだ」

「俺か?俺はクーガー組のもんだ。名はカバネ。大好物は人の血だ。よろしくな」

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