マダラカの異能
「僕は班長である君の指示に従うよ。もとより今回は君に全部任せて君の指示通りに動こうと思っていたからね。この前迷惑かけたからさ」
「俺は気にしていない。だからリノちゃんと考えて答えてくれ。それでアノーは?」
俺はアノーに聞くとアノーは「ふっ」と笑いながら
「愚問だね。このアノー。群れるのはあまり好きではないがこの筋肉を見せられる人が多くなるのであればついてくることを許可しよう」
何様なんだよこの筋肉バカは。
「クライスとアンさんはどうだ?」
「私は別にかまへんで。人数増えてもアンと私とショウがいれば大丈夫やろうしな」
「わ、私はシ、ショウ君、に、ま、任せるね」
クライスとアンさんは俺にいうと俺は少し考えた後にマダラカに
「わかった。一緒に行こうじゃないか。マダラカ」
「助かる。では礼がわりに俺の異能を見せよう」
マダラカは俺にいうとヤスケルは
「だめですよ!兄貴!兄貴の異能はそう簡単見せたらダメなもんでやす!」
「うるせぇ!バカやろうが!」
マダラカはヤスケルをぶん殴る。
「俺がいいって言ってんだからいいんだよ。お前が兄貴としたっている俺は異能を見せただけでショウに負けるとでも?」
「そんな!おいらの兄貴は世界一強いでやす!だから大丈夫でやす!」
「なら黙ってみとれや!」
ヤスケルは「すいやせん!」と言いながらぶん殴られる。なんなんだ毎回こんなショートコントみたいなやつは
「悪いな。これお笑いの芸とかじゃないぞ?俺的熱血指導だ」
「そ、そうか。まぁとりあえず異能を見せてくれるなら見せてくれ」
「いいだろう。じゃまずこれを見てくれ」
マダラカは自分の着ている学生服から真っ白な紙を取り出すと
「おりゃ!」
マダラカの持っていた紙は次の瞬間白黒のまだらな紙になる。
・・・え?
「どうよ。これが俺の異能。俺が握っているものをまだらな色に帰ることができる。人体とかには影響はないがな」
「ちなみに参考に聞いていいか?異能ランクは?」
俺はマダラカに異能ランクを聞くと胸を張ってマダラカは
「もちのろんでDランクよ」
・・・まじかぁ。俺より酷い異能はあるとは思っていたがここまでとはなぁ。
「ま、確かに異能ランクは低いけど心配すんな。そこら辺は別の方でカバーすっからさ!」
マダラかは笑いながらいい、ヤスケルはそんなマダラカを尊敬の眼差しでみていた。
俺は少し判断をまちがえたかもしれないな。




