マダラカ・オスカン
「いいか。生徒諸君。道は班通り6本の道がある。どのルートを選ぶかは君達に任せる。それでは私は君達を頂上で待っている」
先生はそれだけ言うと俺たちの前から去って別ルートで山を登る。先生が去った後の他の班の動きは早く、残った班は俺の班と同じ組の班、マダラカ班だけになった。ギュウは俺のことを気にかけようとしていたが班員に無理矢理連行されてく形で山を登っていった。
「さーて。どこからいこうか」
俺は悩んでいるとマダラカは俺に近づいてくる。マダラカは髪の毛はなく筋肉が身体中すごく、顔がかなり真面目のごつい男だった。
「ショウ君。少しいいかな」
「う、うん。あんたはマダラカでいいんだよな?」
「ああ。マダラカ・オスカン。マダラカで構わない。君がよければだけど提案がある。この俺と組んで進まないか?」
マダラカが俺に提案するとマダラカの班にいた前歯がでっぱっている感じのザコキャラ?みたいな小柄の男が
「マダラカの兄貴!正気ですかい!こんなやつと組むとは!」
「正気に決まっているだろ。ヤスケル。あ、ショウ。こいつは同じクラスのヤスケル・ヤーケだ」
マダラカが俺に紹介するとヤスケルが
「兄貴!何勝手においらの紹介してるでやすか!おいらはおいらが認めたやつ以外ついていく気はないでやすよ!」
ヤスケルとか言ったかな。しゃべってルナいようと喋り方が見た目通りのザコ感をだしているな。本人がそれでいいならいいけど。
「この馬鹿野郎が!」
「ぶるぅ!」
マダラカは思いっきりグーでヤスケルの顔面を殴りヤスケルは鼻から血を大量に出す。
「あ、兄貴、なんで」
「お前はそんなんだからダメなんだヤスケル。いいか。これは試験だ。常に後のことを考えて行動しろ。いつも言っているよな」
「わ、わかってるでやすが今回の組む件に関しては考えてもさっぱりわからないでやす!」
「なら黙って俺について来い!」
「了解でやす!」とヤスケルが言ったたあとにまたヤスケルはマダラカにぶん殴られる。
「すまないな。うちのヤスケルが」
「いやそっちですごいパンチくらわせてたから別に気にしてはいないよ」
「そうか。気をわるくしたなら悪いと思ってな。それより俺の班と組む件、どうする?」
マダラカは俺にまた提案してくると俺はマダラカに「相談するから少しまて」とマダラカ班と少し離れて自分の班員とマダラカ班と組むかの相談をする。
「それでマダラカ班とタグラザキ山の頂上に行くまで組むという提案だがお前ら、どうしたい?」




