遠足での試験
俺たちは学園のバスでタグラザキ山に数時間かけて向かう。バスにのっている間、班で席がわかれていたのだがクライスはなぜかトランプを持ち込んだ利しているしアノーはバスの運転手に自分の筋肉について自慢したりしていて俺の班だけメンツ的に言えば最悪だった。実力は申し分ないはずなんだが。ちなみにトランプで遊んだのはババ抜きでアノーは未参加である。
タグラザキ山に着くと山の1番下の方で俺たち生徒はバスから降りて学園から出る前の班ごとの列に並ぶ。
「ではまず点呼を始める。各班の班長、班員の確認をして先生に報告してくれ」
先生は俺たち1年生に言うと俺は班の奴らを確認する。アノーも一応この面に関しては普通?なのか大人しくしていた。俺は確認した後先生に報告し、もとの班の場所に戻る
「それじゃまずは遠足についてだが頂上に着くまでは試験だと考えてもらおう」
やっぱり試験か。ま、そうでないとこんな班に分けたりしないよな。自由に選ばせてくれただけまだありがたいか。均等なわけかたとか言って先生にわけられて気まずいやつと一緒だとやりづらいしな。
「この遠足の試験で結果を残せばその生徒は教師からの評価があがりチームのランクも下手をすればかわるかもしれないな。1位はふどうだなら変わることはないが2位、3位と4位は変わるかもしれん。チームで頑張れば6位のチームでも3位に上がることができるかもしれん。君たち個人個人ががんばれば結果的にチームのランクが上がる。それが次のランク戦につながるから試験の方は真面目に取り組むように。それで試験の内容だが、今回の試験は襲撃者に対しどう対応し、勝利するか。という試験だ。まず試験は3段階にわかれている。いっぺんに説明したがまずここまではいいか?」
先生は区切りの悪いところで生徒に聞くとみんな不安そうに小さな声で「はい」と返事をする。
「ふむ。それではまず第1試験だがこれは学園が雇った用心棒の方々が試験場所にて待機している。その人を攻略するか、倒すかは任せます。第2試験は次に学園の先生とスペシャルゲストがまた配置されています。これに関しては2班で攻略するように。そして最後に第3試験だがこれは最後のお楽しみです。第3試験まで終わると頂上に着く予定なので着いたらゆっくり休むように。ちなみに第1、2試験めで結果を残せなかった班は強制的に頂上まで連れていきます。これが遠足の試験ですがわかりましたか?」
先生は俺たち生徒に聞くとみなやる気を出すかのように「はい!」と返事を返した。




