タグラザキ山
ショウ達がタグラザキ山のバスに向かう最中、とある組がタグラザキ山でエンドレアス学園の生徒が来るのを待っていた。
「ゴウ兄。ここにエンドレアス学園の生徒が来るってて本当?」
タグラザキ山でどこで待機してるか探しているかの道中、見ためは体が色黒で筋肉質はあまりなく、金髪のえりあしの長い男はゴウという男に聞く。
「弟よ。俺が受けた情報を疑うのか?」
「いや、ゴウ兄のことは信じてるよ。情報屋の方は信じてないけど」
「ならばお前は情報屋から情報をうけた俺を信じればいい。もしそいつが嘘の情報をはいていたなら俺たち兄弟がそいつを始末すればいい。ここに転がるゴミどもみたいにな」
ゴウと呼ばれている男、この男も体は色黒で髪は金髪、服装は口元まで隠れるチャックのあるジャージのような服を着ていた。
ゴウとゴウの弟はタグラザキ山にてエンドレアス学園が雇った用心棒、試験官の人達を先回りし始末していた。
「社会のゴミどもめ。貴様らのような偽善者どもがいるから世界はちゃんと回らないんだよ。用心棒とかになるなら俺たちくらいのレベルにならねぇとな。なぁストース」
「そうだねゴウ兄。僕たちぐらい強くないと用心棒なんて名乗るのも恥ずかしいよね。全くこのゴミどもは生きてたことに恥ずかしいとは思わないのかな」
ゴウと一緒にいた男、ストースは死体を蹴りながら言い、ゴウは
「そろそろ分散した兄弟達と合流するか。じきにエンドレアス学園の生徒も来るだろうしな。俺たちは試験官どもがいた配置につこう。何も怪しまれないようにな」
「そうだねゴウ兄。この件が成功したら僕たちバウアー組もはれて暗黒企業の傘下に入ることができるからね」
ストースはゴウに言うとゴウは
「そうだ。今回の件だけは失敗は許されない。失敗すればひもじい生活に戻ることになる。俺たちバウアー家は悪いことはしてないのに貴族どもに利用されるだけ利用され、もはや働ける場所も無くなった。だからこそ組で生きていくと決めたがまさか早々にこんな案件がくるとは。失敗すれば細々としている組織からも声がかけられなくなるだろう。だからこそ必ず成功させるんだか。大丈夫。俺たちバウアー家あらためバウアー組なら必ず成功するさ」
「もちろんだよゴウ兄。僕たち兄弟に不手際はない。ほかの兄弟達にもね」
ゴウとストースはほかの兄弟達と合流し、配置につくために急いでタグラザキ山にいる兄弟達を探した。




