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最弱ランクの異能使い〜Dランク異能でも最強な件〜  作者: アークマ
遠足準備編

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オード・ブレイア

「・・・2人が世話になったな」


 俺は一応ゴーグに感謝するとゴーグは


「いや構わんさ。うちらはうちらの目的があってこいつをぶちのめしたわけやし」


 ゴーグは片腕で首根っこ掴んでいた人、俺たちの前から逃げたアスカルトを見せて言う。アスカルトはボコボコにされて手足がボロボロにされ意識を失っていた。


「うちもこいつにかりがあったしちょうどよかったんや。それじゃうちがデパートのこと通報しとくからあんたらも落ち着いたら逃げや」

「ああ。今回は助かった。暗黒企業に礼を言う気はないがお前には礼を言う」

「気にすんな。そいじゃ」


 ゴーグはアスカルトの体を持って足速に逃げていき、俺とアンさんはモルクとキリさんが目を覚ますまで待ち、目を覚ました頃に急いでデパートからでて近くの店で休んだ。のちにこの日起きた事件をデパートで殺人事件としてしばらくはアクロバート街騒がれていた。




 ショウ達がデパートをでた頃、先に撤退したゴーグは暗黒企業の隠れ家へと戻ってきていた。


「お。おつかれ。3番隊隊長さん」


 ゴーグの姿を見かけて隠れ家でコーヒーを飲んでいた男がゴーグに言う。


「何呑気にコーヒー飲んでんの。それより、ほら」


 ゴーグはコーヒーを飲んでいた男にアスカルトの身柄を渡す。


「それはわいにではなく副社長さんに身柄渡してや。わいに渡されても困るわ」

「ふん。自分で渡せるならうちだってそうしてるわ。うちはまだ3番隊隊長になったばっかの成り立て隊長や。そんな奴に副社長が時間作ってくれるか」

「そないなこと言うてもわいは4番隊、君よりも数的に言えば下の隊やで?そんなやつにオードさんが時間作ってくれっかいな」


 コーヒーを飲んでいた男、アモウはゴーグに対していい、2人がしばらくいいあっているとアスカルトが目を覚まし


「こ、こは。俺は確か、あのカス野郎に両手を潰されて」

「よう。お目覚めか?次はもっと寝られるように腹パンを強めにかましてあげようか?」

「ふ、ふざけるな!わしを誰だと思っている!わしはアスカルト・カルル!別名、No.」

「そこまでよ」


 アスカルトが別名をいいきるまえにアスカルトの言葉をアスカルト達の前に現れた女性が遮る。


「て、てめえは!何でこんなところにいる!オード・ブレイア!」

「フルネームで呼ばなくて結構ですよアスカルト爺さん」


 アスカルト達の前に現れたオードはアスカルトの首に何かをはめた。

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